2020年11月2日月曜日

真追手魔上り

久々の連休、どこか行こうか?

知らない港に行きたい。

いや、明石も良いなぁ。

で、結局洲本へ。

シングルで港からは長兄が関空廻りで途中まで連れ添ってくれる。

沖合で父上ブルーラグーン氏と落ち合う。

風は・・・洲本に向けると完全に追い風。

メインが右に左にバタンバタン。

あんまりおもしろい風じゃない。


洲本の手前で父上もメインのみ。

ずっとセーリングで頑張られていましたが。

洲本はガラガラで人がいない。

ヨットだけじゃなく、人がいない。

GoToで高級路線だけが流行ってるのかな?

晩御飯は三平さんで。


個性的な大将ですが、味は申し分なし。

もう一軒、神社の筋の「大介」という居酒屋に。

ここも人気のようで、開店してすぐ満席でした。

僕らアウェーは早々に退散、常連に席を譲ろう。

で、7時過ぎにはもう寝てました。

目の前で花火が上がってたそうですが、気がつかず。

夜明け前、風の音で目が覚める。

今日は無風に近い予想じゃなかったか?

20kt以上吹いてるやん・・・

港の中まで波が打ち寄せる。

朝ご飯を食べ、7時まで待機。

風は落ちてきたので出航。

波はかなり残っている。

風も1ポンチョロジブ(若林流)で快走するも、向きが悪い。

淡輪か神戸にしか向けない。

そう、泉州方面からの真上り風。

いややわぁ、魔上りやん。

波はきつい、風は正面7~8m、魔上りとしか書けない。

ピッチが酷くて酔いそう。

相変わらず腰が軽いのでデッキ上は水が流れている。


写真じゃ穏やかに見えるんだけどね!

結局、関空の南を狙い、昼前に関空手前。

そのころには海面も穏やか、風もそこそこに。

橋をくぐり到着は13時。

洲本から6時間はかかり過ぎだなぁ。

片付けして14時まで30分ほど昼寝して帰宅。

珍しく陸酔いしてる。

夜は酒も飲まずに早寝。

最近行きは穏やか以上無風、帰りは風向の悪い荒れ模様ってのが定番になってる。

これから寒くなるのでまたメンテかな。

船底はかなり酷い、夏の大繁殖は何とかならんものかな。。。






2020年10月16日金曜日

BARTONのトラベラーの付け方を解説

 極限定的な・・・忙しくて作業に行けないので工法だけ書いておきます。

ブツは24 002というトラックで、ネジ穴が無いタイプ。

こいつはカーテンレールのようにネジを溝の中に入れてボルトをつりさげるタイプです。


真ん中のタイプです。

構造は以下左のように。


トラックの溝に六角ボルトを入れる。

下からワッシャーを入れる。

デッキ側にシールをする。

穴にネジを落とし込み、裏からワッシャ入れてナット入れて締める。

簡単なお仕事です。

尚、重力の関係でワッシャが落ちるかと思われます。

穴にワッシャおいてネジを入れても良いですが、溝にキチンと嵌めてください。

はまらないとトラックが曲がります。

入れないと強度が出ません。

吊り下げで入れられれば一番ですが、先にも述べたように重力で落ちます。

デッキを逆さにする訳にも行きませんので、ワッシャに薄くグリスを塗れば

トラック裏に貼りつくと思います。(超うすうすで!)

前の船がサイドで固定しているタイプでしたが、今回のは直置きです。

デッキの台座に合わせてトラックを切ります。

穴は古い穴を使えるなら使ってください。

但し、ボルト間ピッチは50ミリ以下です。

それ以上離れているなら追加で開けてください。

溝にぴったり嵌るネジは恐らくM5かM6のボルトです。

ネジの頭が溝の中に入ればOKですが回らないサイズである事。

で、マトメ。

1 トラックに合った六角ボルトを選定
 (長さ=トラックに隠れる部分+デッキの厚み+ワッシャ・ナットの厚み)

2 トラックを切る(エンドキャップ分短く)+エンド部の止め穴あける

3 トラックに六角ボルトを通し、ワッシャを入れる。

3’ ハルに穴をあける

4 シール材塗布(いつもの変性シリコンかマリングレード)

5 デッキ穴にボルトを落とし込むように挿入

6 裏からネジを締める

という簡単なお仕事です!

11月まで毎週予定が入っております。

先行DIYでされるなら上記参考でどうぞ!

尚、BARTONのHPに色々注意点が書いてあるので、どうぞ。

ネジ寸も恐らく6かと。






2020年9月23日水曜日

3連休は三角走り 第3の辺

 帰るだけです。

風はアビームぽい予想。

明石を出たら美しい日の出。

潮に乗って帰るから早目に出た。

橋を越えたら大阪湾。

昨晩から吹き続いた北東の風で結構波が高い。



一本で帰るはずが巾着漁や遊漁船団を避けてかなり遠回り。

同じ遠回りなら、上って落とす方が楽だったかも。

遊漁船団を避ける前が最悪で波でバウが持ち上がって行き足食われて大変でした。

みんな波切ってるのに僕だけ飛沫浴びまくりでデッキが川状態。

乗り方が悪いんかな?

で、佐野沖にきたら快晴波無し風良しだった。

てな訳で途中の写真はございません。

でも全員無事に故障もなく帰港出来たのでま~る!◎

事故やトラブルが一番面白くないですからね。

しかし、明石を西から東に抜けると・・・荒れる日が多いわ。

直近で3戦3波浪。

うち1回はサランラップ吸いこんでオーバーヒートというおまけ付き。

今までにかなりの回数抜けているけど・・・

爆風でオーニングが裂け、ファスナーが鞭のようになって飛んできた事や

大きなショッピングバッグ絡んで外しに潜ったら近くにサメが居たり

時間的に四国に届かず、淡路島で一泊したら一晩中蚊と引き波と闘ったり

とまぁ、色々あるけど、何故か越えたい明石海峡。





3連休は三角走り 第2の辺

 二日目

明石海峡を越えて明石を目指す。

潮は昼過ぎまで流れているからゆっくり出られる。

さて出たら出たで、ゴミだらけ。

エンジン掛けたくないので帆走、でも真上り。

なるべくいっぱいいっぱいを目指す。


マーチスに怒られないように直角を意識して航路横断。

第3ブイを目指す感じで。


ハードに流れてますねぇ


連れられて推されて8kt強


明石焼のお店を見つける。

魚の棚はどこもいっぱいでしたが、ここはサクッと座れた。


風呂で汗を流す。

そのあと一杯飲み。

どうも調子が良くない。

野菜不足ぽいわ。

とりあえず寝る。

寝て起きてハーモニカ横町へ。

塩ダレキャベツをバリバリ食べたら元気になった!

昨晩飲み過ぎたので二日目は2杯で終わり!


3連休は三角走り 第1の辺

 佐野を出る。

風は明石向きの風だが、潮に間に合わない。

ピーク5の潮流にmax6ノットの船で立ち向かうのは偶者の行い。

と、諦めて真向の風を受けながら津名へ。

時間はナンボでもあるし、潮きにせんでええし!とあくまでも帆走を目指す。

途中で父上とミート。



風が無くなってきたので機走に切り替え。

前回直したレバーが快調で、回転数が落ちたりしない。

オイルを差したワイヤーも軽くなった。

津名に入港・・・

あと数百mでペラに異音。

嗚呼、何か来た!

一応前に進むからそのまま係留。

着岸時に思いっきりアスタン掛けたのが功を奏したか、舫った船底を見たら綺麗なペラ!

潜らなくて済んだわ。

いつもの焼肉店に予約に行くも満席で蹴られ、別の店へ。

船に戻り、デッキで宴会。

いつまで飲んでいつ寝たか・・・記憶がなくて朝になった。





ずっと仕事していたので息抜きに

間もなく連休だし、追い込んで仕事しよう!

休日にしかできない電気点検等も日曜日に行う。

仕事で切削工場に顔を出す。

ついでに旋盤でちょいとばかしシャフトの手直しをする。


叩かれて膨らんだ部分をキチンと処理。


長く使うもんじゃないけど、プーリーのキーがなめているシャフトよりはええやろ。

で、引き渡しの準備をして連休に向かう。


2020年9月11日金曜日

ヤンマー 2GM(3GM)ウォーターポンプシャフト整備

 前回の続きです。

楽しい事は一瞬で終わってしまいます。

ネジ部分の養生をします、ナット入れるだけ。



道具その1


鏨の先端を少しグラインダーで削り薄くする。

これを2連ベアリングの間に差し込み、ハンマーでコンコンと。

するとベアリングの隙間が出来る。

道具その2


ギアプーラーで抜きます。

ネジを締めて軽く叩く、また締める。

繰り返すとベアリングが出てきます。

最後は養生のナットを抜いてからベアリングを取り出す。


ベアリング側は非常にきれいです。

もう少し綺麗に叩きだしていれば…十分使えただろう。


洗浄剤で軽く拭きます。

そして・・・いつかの為に採寸。

少し見難いかも


SUS316の15Φからの削りだしになる。

センターのベアリング受けを違うやり方にすれば、10.5Φのシャフトからでも可能かも。

材料と旋盤・フライスでの加工工賃を考えれば1万円ぐらいならトントンぐらいかな。

膨らんでいる部分を研磨してやれば使えるようになるかと。

しっかし、力任せに叩くとか無いねぇ・・・

油漬けにすれば一瞬なのに。










2020年9月10日木曜日

お楽しみを預かりました

 ベアリングが固着したウォーターポンプをマリーナで修理依頼されたら・・・

どんだけ叩いたん?ってぐらいに先が変形している状態で却ってきて

「これは直りません」と言われて新品のポンプをASS.で買わされたそうな。

へ~って言いながらシャフトを見る。

「とりあえず復活出来るかどうか触っても良いですか?」と聞けばOKが貰えたのでいじってみる事に。

まずは2つあるベアリングの内一つは完全に錆びている。


シャフトとの接触部分が電蝕していなければ良いんだけど・・・

先ずはこのベアリングを外すところから。

いきなりプーラー入れても動きそうにないので、今日は油漬けにしておく。

分解は次回。

キチンと分解出来たら殴られて曲がっているインペラ側の修正を行う。


続く


2020年9月8日火曜日

今日も空想科学で

 晴れた日に機走すると電力が物凄く余る。

ソーラーとオルタネータで発電するとソーラーのチャージコントローラが解放電圧に。

これって勿体無いなぁ。

って前から思っていました。

これを駆動に使えたら省エネじゃない?

今風のハイブリッドじゃん!

但し、エンジンに手を加えたりミッションから後ろにモーター入れたら

コスト的にめちゃくちゃ高くなるからあんまりメリット無いよね?

コストとしては1万円ぐらいにしたい。

で、営業車の運転中に外を見たら、風力発電している会社があった。

!!!

そう、風!

たとえば、コンプレッサーで圧縮空気を作り、羽根に当てたらアシストになるんじゃね?と。


余った電力でこんなコンプレッサを動かして圧縮空気を作る。

羽根はジャンク箱のPCファンでもバラせばいいんじゃね?

取り付けは割りタイプのセットカラー使ってシャフトを挟む。

羽根も半割りにしてネジ留め。

いや、この際だからセットカラーに斜めに溝入れて金属羽根入れて溶接が速いかも。



とまぁ、妄想が膨らむほど・・・

酷い渋滞でした!!

が、何らかの形にしてみたいです。




オイル交換とオイルの選定、エレメントの話

 年間稼働時間が100~150時間程度の愛艇、年に2~3回程度オイル交換をします。

オイル自体はそう高価なグレードを使いません。

4Lで1800円足らずの10w-30(SM)をメイングレードとして使います。

オイル交換の最初が春先。

船底塗装と併せて1回目のオイル交換。

メインのオイルに添加剤少々、粘度を上げる鉱物油を少し足す。

これで夏場を乗り切る。

夏のクルージングがロングでしたら、何時間であれ帰港後交換。

今年はあまり動いていませんでしたが、お盆の曳航で負荷が掛っているので交換。

今回も添加剤+粘度アップ。

まだ海水温が高いので少々硬めに調整。

秋にそこそこ乗れば粘度も下がり、冬も安定。

しかし、秋にあまり動かさず、冬を迎えると粘度が高くて始動性に難ありなので

添加剤なしで素のオイルを入れて冬支度。

何時間であれ、春にはまた交換。

もったいないような気もしますが、オイル自体が安いグレードなのでフラッシング油代わり。

フィルターは毎度交換、純正は高いので社外品を使っています。

どんなに高価なフィルターを使おうが、汚れてしまっては意味が無い。

詰まってバイパス回路が開いてしまっては何の意味もなしません。

尚、普段使うフィルターは1つ400円。

純正が700円ぐらいなのでちょっとお得。

何より簡単に買える。

オイルエレメントはエレメントメーカーが供給しているので、純正もどこかで作ってる。

なので、社外品でも中身にそう差はない。

何社かあるメーカーがノーブランドとして売っている。

選定方法は、径と中のネジ寸だけ。

取り合いの関係で高さもあります。

1~3GMの場合は68Φ、ネジM20x1.5、高さ65ミリ。

マツダ B631-14-302 メーカー/マツダ B631-14-302A メーカー/マツダ B6Y1-14-302A メーカー/スバル 15208-AA080 メーカー/スバル 15208-AA100 メーカー/スバル 15208-KA010 メーカー/スバル 15208-KA011 メーカー/日産 15208-6A0A0 メーカー/日産 15208-HA000 メーカー/マツダ B6Y1-14-302 メーカー/マツダ B6Y1-14-302A:デミオ・ファミリア・インプレッサ・レガシィ・フォレスター・クリッパー 

このあたりの品番と同じです。

なので、自動車用品店で手に入りますし、工具通販サイトでも見つかります。

自分は高いオイルで長く使うより安いオイルを何度も交換したい派。

エンジンルームをあける回数が増えれば増える程、トラブルも未然に防げると。






2020年9月7日月曜日

台風対策は終わっていたのでメンテナンス

 先週、台風対策済ませていたが、晴れているので港へ。

オイル交換です。

チェンジャーでオイルを抜くと…

床にオイル!

もしかして漏れてる?


このあと、友人も使いましたが漏れなかったとの事・・・

保管中に倒れていたのでもしかして前のオイルが底に?

しかし多い。

ので、次回チェンジャーのメンテナンス!

今回は、ギアオイル(シングル#30)、エンジンオイル(10w-30+添加剤+粘度増加剤)

オイルエレメントの交換。


ベルトのテンションも問題無くてよ。

ジンクは去年10月だったので、もう少し涼しくなってから行います!

あと、発電機のオイル交換も。

たまには動かさないと・・・かかりません。

キャブが駄目なのかイグニッションが駄目なのか、良く分からんのでこれはメーカーに。

台座も割れているのでまとめて修理。

あとは・・・

最近、回転数が勝手に下がる症状があった。

エンジンと言うより、コントロールレバーに問題。

ワイヤーの動きがおかしいのだろうか?

カバーを外し、駆動部グリスアップとワイヤーにスポイトでオイルを垂らしておく。

で、動作確認すると何かの部品が動く。

よく見るとナットが無い!


中央右、台座のナットが無くてレバーを押しこんだら一緒に動き、振動で戻る


全部外さないと入れられないんだけど、ナット外周が小さいので入る。

本来は回り止めになっているんだけど掛らない。

これ幸いとラジペンで裏のネジを挟み込み、ナットを回したらキチンと締まった。

レバーを倒しこんでも戻る気配なし。

次回、回り止めのロックタイト持ち込んでチョンチョンとしておけば大丈夫でしょう。

あと、予備のスナップリングがロックタイトで貼りつけられていたのには笑った。

凄いところにあるな!

どこか外れたのかと思ったよ。

ということで、先週の内に台風対策は済ませ、する事もなかったのでメンテナンス。

メンテ中に、販売委託されていた船が売れた。

寂しいけど、新しいオーナーさんは良き人ぽいので、仲良くなれると良いなぁ。

成約処理して完了。

何度もお茶頂き、一緒にクルージングした仲間が居なくなるのは本当に寂しい話です。








2020年9月4日金曜日

営業に行ったら「えらい焼けてまんなぁ」と言われ鏡を見る

 ああ、言われてみれば黒いわ。

何年かぶりの海水浴、それも炎天下で何時間も、二日連続で。

そして海水浴前に下焼きではないが、娘とプール。

そして仕上げ焼きにまたプール。

なんだかんだでよく日に当たった。

まるで仕事もせず遊んでいるみたいだ。

あまり焼いてしまうのも良くないな。

2020年8月30日日曜日

台風ラッシュ

 毎週新しい台風が出来ては北上し、ビクビクしています。

一昨年の台風21号でかなり凹まされたので、大きなのは来ないで!と願うばかり。

9号は朝鮮半島方面ですが、九州は少し厳しい位置取りに。

で!

その次の10号らしきものがwindyでは9/6(日)頃に上陸。

今の予想では四国から山陰へ抜けるコースなんだけど、右半円の大阪の風速がやばい。

日曜朝から夜にかけて風速30~50kt前後。

瞬間最大風速は80ktを超える。


マジ勘弁してつかぁさい・・・

最初の予想上陸時気圧が980ぐらいだったのに、今は967。

今後まだ下がる可能性もあるし、コースがもっと東に寄る可能性も。

ということで、本日は台風対策に。

オーニングは外す(先週縫いなおしたばかり)

ドジャーも倒しておくべきか?

ジブは下す。(揚げる前に綻びチェックしたいし)

やっと涼しくなるなぁって思うと毎週台風とか、いつ遊んだらええのん?

とまぁ、そんな感じで最近は移動時間が短くなるボートもありかなと考えたりもする。


2020年8月28日金曜日

日曜日はまた38度の予報

 暑い日が続いております。

残暑が厳しすぎて正午には港を後にした先週。

ふと・・・枕草子を読み替えてみた


夏は夜。

月のころはさらなり、闇もなほ、ふねの多く行きちがひたる。

また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光て行くもをかし。雨など降るもをかし。


夏はナイトクルーズが良いかも。

AISもレーダーも装備してるから、冷たい炭酸水持ってお出かけ。

夜の明石海峡を横断するとマーチスから必ずお声がかかる。

そういうのも・・・いとをかし(笑)

だが、土曜から日曜にかけて大阪湾はカームである!



原文
夏は夜。
月の頃はさらなり、闇もなほ、蛍のおほく飛びちがひたる。
また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くも、をかし。
雨など降るも、をかし。




どこにでもいるんですね、頭の…その2

 鎌倉の海水浴場にボートで闖入

あちらこちらで散々叩かれ、立件も視野にとニュース報道。


先日ブログに書いたのと同じ。

「みてみて~、俺のボート!どうよ?でかいだろ?速いだろ?イェイ!」みたいな。

危険だし、やっぱり嫌われる行為なんです。

毎年夏になると海水浴場のシャークネットの外側をブンブン走り回るJETも、

今年は海水浴客が皆無の浜では1台もいなかったり。


で、このニュースを末娘と一緒に見ていたら

「俺のヨット見てくれ!って近づいてきた人と一緒やん!」と。

そしていきなり・・・

「そこのヨット、俺のヨット、見てくれよッと!速いZE!凄いZE!近づくZE!」

ラップ調に面白おかしく言ったのでリビングはホッコリしました(笑)




2020年8月25日火曜日

警笛について(頭のおかしい人の話)

 wikipediaの「汽笛合図」より抜粋

船舶

船舶における汽笛信号は、汽笛を約5秒(4秒以上6秒以下)吹鳴させる長音、約1秒吹鳴させる短音があり、これを組み合わせて使用する。 汽笛の音程は大きな船ほど低い音(低周波数)である(航海用具の基準の定める告示第3条)。霧中や見通しが悪いところにおいて、汽笛の音程によって他船の長さや排水量がある程度、想像できる。 船舶の汽笛を使った信号のうち、海上衝突予防法が定める操船信号には次のようなものがある。

  • 法律の規定によりその針路を転じ、又はその機関を後進にかけているとき
    • 針路を右(面舵)に転じているとき   ・
    • 針路を左(取舵)に転じているとき   ・・
    • 機関を後進にかけているとき   ・・・
  • 先行する他船を追い越すときは次のとおり。
    • 右側から追い越すとき   ─ ─・
    • 左側から追い越すとき   ─ ─・・
    • 追い越される船が追い越しに同意   ─・─・
  • 他の船舶の意図若しくは動作を理解することができないとき、又は他の船舶が衝突を避けるために十分な動作をとっていることについて疑いがあるとき
    • 警告信号   ・・・・・(急速に5回以上)

このほかに、霧中信号(海上衝突予防法35条)がある。


小型船舶の免許を取る時に学習すると思います。

で、ここからが本題。


お盆に仲間の船をエンジントラブルで曳航していた。

あと1時間で入港するという時に、前方に帆走するヨット発見。

ch16で呼ぶも返事はない。

左舷対左舷のすれ違いになるので右へと距離をあけた。

しかしだ!

何故かどんどんこちらに寄ってくる。

警笛を鳴らした。

勿論、警告信号である。

  • 警告信号   ・・・・・(急速に5回以上) 再掲

数度鳴らすもどんどんこちらへやってくる。

大きく右へ舵を切り避けた。

だがそれに合わせてこちらへやってくる。

また警笛を鳴らす。

それでもすれ違い距離20m近くまでやってきた。

顔が認識できる距離で手を挙げ、手を振る。

アホかと。

いや、アホやろ。

こっちは曳航中なので安全確保しているのに、お仲間発見とばかりに近寄り、片手挨拶って…

「俺の船見てくれ!帆走中だよ!どう?すごい?なぁ!ホーン鳴らして歓迎?嬉しいねぇ!」

とでも思ったの?

こっちは他船に警戒し注意を払い、交差する本船に無線でお知らせし、疲れてるんです。

そりゃね、何も無けりゃうちの娘も喜んで手を振っただろうに。

だが娘が「あの船近寄ってきて怖い」と思わせる程の接近具合だった。

警笛信号ぐらい把握しなさいよ。

で、すれ違いざまに曳航ロープを二度見して大きく離れて行った。


昔、クルーをやった船のオーナーも他ヨットを見ると近寄る癖があった。

「おい、あのヨットのとこへ行け」とヘルムスマンに指示。

相手からすればいきなりヨットが向かってくる訳で、驚くわな。

知人でもない船、不用意に近づく必要はないとその時思いました。

尚、相手が自艇より大きなヨット場合、何故か行けと言われなかったのをハッキリ覚えています。


「俺の船見てくれ!帆走中だよ!どう?すごい?なぁ!」


これ嫌われるので止めた方がいいですよ。

2020年8月24日月曜日

メンテナンス&気持ち

 オーニングとドジャーの縫製が少しほつけていたので手縫いで修理。

やはりミシンのように綺麗には縫えませんが、40年前の家庭科の授業を思い出しながら…

反復しながら縫うステッチ、なんて言うんだったかな?

2か所縫い、オーニングのテンションロープを調整し、作業終了。


長兄の船で冷えた水をもらいつつ、壊れた海水ポンプの修理。

ゆくゆくは軸の交換が必要ですが、まだ引っかかりが残っているので金属盛ってヤスりがけ。

全部組み込んでガタが無い事を確認し終了。

あとは10時間ぐらいエンジンテストし問題無ければ、ベアリングが駄目になるまでは使える。

もう一点、コントロールレバーの握り玉が不良と聞いていたので、採寸。


9ミリ…インチですかね?

握り玉は200円ぐらいであるんだけど、9ミリってネジはみた事が無い。

摩耗?

悪くなった玉を見たら、ネジ部崩壊。

でもこれネジ浅いよね?

ドリルで深穴加工。

樹脂対金属で金属の勝ちですからねじ込むとネジが立つ。

全く動かないので、一旦外しエポキシ注入して取り付け。

1時間ぐらいして動かしたら、カッチカチ!

次もげたらM8のネジをダイスで加工すれば良いんじゃね?って事で解決。

暑い中、長兄はフットポンプ取り付けに奮闘。

最新のフットポンプの水量はすごいな!バシャバシャでる。

ずっと踏んでいる兄を見ながら微笑んでました(笑)


さて…

思う事

「他人はボランティアじゃない」

全然交流もないのに困った時だけ友達として物を頼まれても「知らんがな」じゃないかな。

普段から付き合いがあり、何か困った事があるってんなら助けるのが人情。

僕は港の中で何人かの船の電装や工作を手伝う。

それは友以上に兄や父のような人だから手伝うし、案も出す。

そうじゃない人はショップに頼んだらいいじゃない。

ましてやマスト作業依頼の理由が、

『マストが細くて登るのが怖いので代わりに登って作業して』

は?細くて折れるかも?というリスクを感じているのに他人に頼むの?

その人のリスク担保はしてくれる訳?

最近めちゃくちゃな事言う人がいます。

マスト作業、ヨット屋に言えばやってくれます、有料で。

その有料の中には危険を勘案した費用も入ってる。

それが惜しいからと他人に頼む、リスクも押しつけて。

何さま?

DIYか有料、選択肢はこの二つ。

何かとバーター出来なきゃ他人に頼むべきじゃない。


あと、サポートグループにひょっこり顔を出し、用が済んだら「ハイさよなら」も。

違うでしょ。

「今までありがとう、またこれからも顔出しますね」で縁を繋げないと。

あまりにも身勝手すぎる。

とまぁ、最近酷いのを連続で見聞きして思った次第。






2020年8月18日火曜日

やっぱりAISは有効な安全手段

 今回のクルージングで大型船との交差回数は10回ほどあった。

きっと今までなら「ボーボー」と汽笛で威嚇されるような状況でも無音。

気付いています!と早めにコース変更すれば相手方にも不安はない。

トラブルで曳航に行く時でもポジションが分かる。

現地集合の僚艇の動きも把握。

いちいち電話して聞く事もなく、目視圏内に入ったらVHFで呼ぶ程度。

一番ありがたかったのは、曳航中にこりゃどうも交差が危ないって状況で

相手方を呼び出してみた。

相手方が優先だけど、かわしてくれた。

呼ぶ相手が分かるのも魅力。

周りにAIS船が増えてきた。

良いことだと思います。

問題はもう少し安くならんかなと。

classBなら5万円までで作れるだろうに。

実際、中国なら4万円未満。

日本は何でも技適だからねぇ。。。

2020年8月15日土曜日

お盆クルージング 4日目

 日が昇る前に出航!

涼しいうちに帰るんだよ!



太陽が出たら暑くて熱くて、足にタオルケットかけてましたわ。

そして1030に無事帰港。

最後に少しだけ風が吹きましたが・・・

港に入ったら灼熱なので、すぐに荷物を車に積み込み、1130に脱出。

いつもの高井田系を昼飯にして帰宅。

シャワー浴びて一杯だけ飲んだら・・・寝てしまいましたw

娘はずっとフワフワ、陸酔いのようです。

初めての数日のクルージングに大満足。

また行きたい!と言ってくれて、良かったなと。

普通なら盆も道場で練習なんだけど、コロナで不幸中の幸いみたいな。

「来年はアカンかもしれへんけど、再来年から毎年行けるわ!」と意気込んでおりました(笑)

2020年8月14日金曜日

お盆クルージング 3日目

 


おはようございます。

今日も良い天気!

昨日は係留中のボートが一晩中宴会&発電機で寝られなかった娘も良く寝たそうです。

朝から色々やって、海水浴へ!

今日もガラガラのビーチを占拠!

そして風呂に入り、寝る。

長閑な時間だけが過ぎました。

2020年8月13日木曜日

お盆クルージング 2日目

 いつものように早起き

散歩に行くよ!

朝からやってるコインランドリーに行き、昨日の洗濯物を洗う。

そして山の上のお城へ!

風が通り、めちゃくちゃ気持ち良かった。


お気に入りのアベノマスク


素晴らしい景色

昼から海水浴にご満悦。

ガラガラでしたわ。

基本的にクローズ、自己責任でどうぞスタイル。

風呂に入り、さっき食べた牛の部位をさす。

そう、昨日行けなかった焼肉、混雑時間を避けて先に晩御飯。

そのあとは・・・少し飲んで寝るだけ。

ずっとデッキで寝た。

蚊取り線香焚いておけば蚊も寄らず、涼しく朝まで寝られた。



2020年8月12日水曜日

お盆クルージング 1日目

 今年はコロナの事もあり、エリア外には行かない事にしよう。

本当は四国とか行きたいけれど。

道場も休みの為、末娘が同乗(笑)

行けるところまでセーリングで行く。

途中、海保に邪魔されたり・・・

なんで彼らは無理に寄ってくるかね?

仕方なしにタックして交わす。

娘は飽きたのか・・・寝始める。

一人で頑張っていましたらVHFでお呼び出し。

先行する仲間から、エンジン不調との事。

では、ドナドナ行きます!

まぁ、良くあること。

後付け燃料フィルタの詰まり、撤去したら問題なくエンジン掛りました。

到着後、風呂に入り軽くご飯してデッキで飲んで1日目終了。

夜、流星群のおこぼれみられました。


2020年8月6日木曜日

直流エアコンに興味津津

アマゾンを徘徊中に見つけてしまった、DCエアコン


DC(直流)で動きます!

直流交流インバータが不要、電気的ロスが少ないという事。

問題は、どれぐらいの冷却能力があるかというと・・・

450wしかない。

一般家庭用のエアコンの能力が2.2kw程度と思えば、その能力は1/5

しかしながら、キャビン内全てを冷やす必要もなく、たとえばクォーターバースに

仕切りカーテン入れて寝床だけ涼しくするという使い方ならOKではなかろうか?

30ftクラスだとチャートテーブルからクォーターバースってデザインも多いので

その辺りを囲めば一人で夏場にクルージングする場合に重宝しそう。

面積で1畳半、高さは普通の家の1/3しかない訳で。

このキット、最大使用電流量が10A、温度にもよるが平均して8A程度なので

MF27(80A)で計算上10時間、まぁ、少なく見積もっても7時間程度は持ちそう。

サイズも338x208x145ミリだし、重さも6kgほど。

問題はお値段。

10万円ほどします。

もう少し安ければ、即人柱だったなぁと思ってます。

もう少し安くなるのを待とう、夏も半分終わったし。

詳しく知りたい方はこちら→アマゾンで売ってます。

設置は電源つないでスイッチ付けたら終わり。

元は重機などの運転席用みたいなので、自動温度調整とか無いようです。

IN/OUTにホース付けて、バースに引き込むだけの簡単仕様(笑)




2020年8月3日月曜日

AIS設置完了

兄者の船のAIS設置、なんだかんだと先延ばしになっていたので完了させる。

最後のPCを使ったセッティングがどうもうまくいかない。

機器が壊れているのか、何なのか?

で、先ずはドライバを入れて接続。

スタンバイ状態になるもののエラーがでる。

で、USBの差し替えとポートの通信速度をPC側で再設定すると、通信が始まる。

衛星も拾い、受信もOK。

が、今度は送信(TX)トラブル。

同軸にテスターを当てる、問題無い。

アンテナ側か?と一旦、外してみる。

なにこの水・・・

どうもアンテナと同軸の接合部分が濡れている。

かつ、分離したらコネクタの部分に白い錆び。

奇麗に磨いて再設置、防水もキチンとしてテスト。

TXも無事出来て僕と長兄のAISで受信出来た!

これで完璧。

明石海峡を走ると、マーチスからお呼ばれする日も近い!

2020年7月27日月曜日

オーパイ修理(何台目か忘れた)

小笠原へ行った長兄のオーパイが一基アカンというので、修理(整備)した。

レイマリンの古いタイプのコントローラ別タイプのAutohelm2000ってタイプ。

駆動系が別なのが宜しいね。

あけてみましょう!

グイっとボディを回すと簡単に外れた。

先ずはモーター。(画像はすべて長兄のブログよりお借りしました)


モーターを筺体に合わせるスペーサーは錆びているが、モーター自体は奇麗。

ブラシもまだ残っている。

カーボンカスを取って、軸のガタつきが無いのを確認し戻す。

尚、このモーターからボールねじを動かす部分が遊星ギアになっていて、感動した。

スペースの問題もあるけど、作りこみが感動的。

すこし洗浄し、グリスを入れて回してみる。

渋さが消えて軽く回りだした。

次、ボールねじ。

ウォームギアとの情報もありましたが、全バラシせず簡単に抜けるところまで露出。


汚れをふき取り給油し動かして、またふき取る。

だいたいの汚れが落ちたらグリスアップして閉じる。

あと、先端。

メカニカルシールかOリングか分からんけど重い。

ロッドにシリコン掛けながらふき取る。

火山灰が噛んだんやろか?小さな粒が出てくる。

何度かふき取ってやると動きが軽くなった。

全部終わったのでキチンと締めて動作チェック。

コントローラー部を動かすと小刻みに動く。

出来上がり。

メンテナンス性が非常に高いので中古があれば一つ買いたいと思う逸品でした。

各社のオーパイを修理したけど、古ければ古いほど堅牢で分かりやすい構造な気がします。



4連休、海には出られず

初日、港へ行ったがどうも翌日の天気が芳しくない。

雨は良いのだが、風が強すぎるかも。

23日、大阪湾はほぼ無風の予報でも10ktを超える。

明日は20kt弱だが、もっと吹くんじゃなかろうか?

末娘もセーリングしたい!と来る気満々でしたが、怖い思いをさせたくないので

自宅待機を命じる・・・

家内にえらい剣幕で怒ってたみたいです。

で、夕刻には帰宅すると「あ、やっぱりアカンかったんや」と諦めてくれた。

翌日(24日)の友ヶ島の風


6時で既に南南東9.5m、7時に12.0m、8時に14.4mをマーク

GUSTは16.6m(07:52)

いやぁ、めっちゃ吹きましたね!

ktじゃ無く、mです。

子ども連れてセーリング楽しむ風じゃないです。

連泊したら翌日(25日)は良かったんじゃ・・・

夜中から13~17mの風、一日中吹いていたし何より地元は洪水警報・土砂災害警報。

そんな時に家は空けられない。

もう一泊していたら・・・


そうね、帰る時間には微風だったかもですが、タイミングを外すとえらい事に。

それに剣道もあった訳で。

怪しいと思ったら行かない。

それが一番。

で、何してたかと言いますと

23日、港でオーパイ修理

24日、誰もいない市民プールでひと泳ぎ

25日、飲み倒し

26日、子供の剣道の付き添い

例年なら梅雨も明けて、「ええ天気やなぁ」と遊べましたが、今年は天気も良くない

コロナで他県に行くのも憚られる。

うん、そういう風に出来とる!

と、自分を納得させて4連休は終了。

これ貸しやから、お盆は晴れてね!


2020年7月14日火曜日

長兄、旅から戻る

3週間の旅から戻ってきた。



今年の航海は好天続きでしたが、最後にドカンと強風に見舞われた。

昨晩から今朝にかけて、紀伊水道最奥の友ヶ島は20m、最大瞬間風速は25m。

ktでも大概ですが、mです。

通過時間はあまりにも風が酷すぎて少し風待ちし帰港。

帰港し片付けを済まし、家へ帰られるの見て僕も帰宅。

今回の旅で長距離航海の装備における必要性順位が明確になった。

1 ウインドベーン
  何は無くてもこれ。オーパイでは風が振れるとどうしようもない。
  現にオーパイは2機積み込み、機走時に使ったが一つ過負荷で壊れた。

2 AIS
  こやつがあれば安心して寝ていられると。
  太平洋を南下中にもやはり大型船の接近はある。
  AISを出していれば相手方も存在に気付き、VHFで呼べば応答するし
  進路も上手く買わせると。

3 国際VHF
  AISで相手方に自船位置を教えている訳ですから、時には呼ばれる事も。
  こちらから呼ぶ事もあり、AISとはセットだそうで。

4 レーダー
  夜間に目視でぐるっと見て何も見えないようでも、レーダーは反応する事もある。
  AISとセットで使えば、夜はぐっすり寝られる。

5 ソーラーパネル
  やはり電気は必要。晴天が続けばサブはいつでも満充電。
  AISやレーダーを動かす為にエンジンをかけなくてよい利点がある。

6 コミュニケーションツール
  アマチュア無線。
  今回の旅は、シーガルネット・オケラネット・どんたくネット(時間順)の
  三大ネットワークの皆さまにフォローされ、随時ネットに位置情報が上がった。
  人と話す事、定時に行動する事が良かったようです。

逆にスマホが使えない、インターネットが無い状況は「悪くはない」と。
なるほどねぇ。