2018年10月30日火曜日

たまには木工

ティラーのニスがボロボロになってしまったので、外して持ち帰り先ずはサンディング。

最初は手でやってたのですが、オービタルサンダーデやったらあっと言う間でした。


貼り合わせ出なく、無垢の一本物なので大切にしないと!
旧塗料剥がして分かるモノの良さ。

仕上げで悩む、光沢ニス仕上げにするかオイルフィニッシュにするか。

2018年10月29日月曜日

ウインチ整備で思った事

antalのウインチのホイールを支えるベアリングは樹脂のケージに金属ニードルだったが
どうも動きが渋い。
ケージが樹脂だし、自身が削れたカスとグリスが混じって鈍くなる。
レバーで回す時はそう感じないが、シートを引いてドラムを空回しさせる時に重く感じる。

で・・・

もっと動き良くしたい!と思って、メカトロカタログ見てたらありますやん
汎用ニードルケージ


一度測ってみないと何とも言えませんが、大きなサイズも結構な種類あるのでジャストサイズありそう。
ニードルケージ交換するだけで動きが物凄く良くなりそうな予感がします。

2018年10月28日日曜日

アンタルのウインチ整備

出航するも弱かったり強かったり、風が安定しない。
タック返して引きこんだらウインチが回らない。
あ、噛んだわ・・・

帰港してウインチ整備です。
何やってんの?って言われるんですが、デッキで分解する時は必ず箱で囲います。
ポロっと部品が落ちても回収率あがります。

では分解
必ず箱で囲います

リングを外します。
antalのウインチのこのリング、精密ドライバマイナスでちょいと浮かせてラジペンで掴んで、あとは回していくと外れます。

トップキャップはテープでつり上げる


ネジを外す

割金具外す

セルフのネジも除去

これが割金具

パカっと

部品は低い所に並べる

樹脂カラーに丸棒の簡易なローラー、回りません

中カバーのネジを外すと歯車登場。これがラチェット、自転車のハブと同じです

歯車の溝を掃除。僕は段ボール片を使う。
硬さも丁度だし、隙間に入るし、クリーナーも吸う。

これがラチェットスプリング、飛ばさないように。
分解時は囲って!

あとはグリスアップして、分解の逆手順で組むだけ。
部品は並べてあるから順序は間違わない。
というか、順番間違えるようなパーツは無いな。

概ね1時間の作業。
これでウインチは軽く回る。
やはりヨットは乗るだけじゃダメ、整備だけでも駄目。
乗るだけだと装備がヘタり、整備だけすると船底が汚れる。
バランスよく遊ばないとね。

作業中、なにやら大騒ぎ。
近くでマストに登って作業してはるわ。
聞いているとちょっと面白かったので、作業終了後にお茶飲みながら実況してました(笑)
ただマストに登ったオーナーさん、あの言動はレッドカードよ。
特殊な作業、特殊なセイル、みんな知らないんだから下準備してUPして貰うだけにしないと。
バッグも担がずでしたが、必要最低限の工具や部品は持って上がるべきですね。
登る前にセイルの端をキチンとセットし、上で使うシャックル類を自分で確認して持って上がり、
「何某を引いて下さい」なら30分で済んだ作業だと思います。
整備は段取りと呼吸合せが全てです。

あの作業に僕が呼ばれていたら、きっと思いっきり吊り上げてマストトップまでカッチカチにして、命綱外すに外せない状況で帰っただろうなぁ。

現に「降ろしてくれ」って言った瞬間に下から「暫くそこに居れ!」って言った時はお茶吹いちゃったわ(笑)

2018年10月21日日曜日

先週に引き続き、今週も(नमस्कार)


サンデーセイリングに行ってきました。

今回は末娘のリクエストです。
先週のイルカの件を教えたのでもしかしたら見られるかも?と言う事で出航。
先週と同じく、岸和田漁港の港マルシェにお邪魔する。

到着して・・・何だか騒がしい。
ライブかな?
何だか人も多い様な・・・


で、足を踏み入れると人、人、人、USJに迷い込んだか?と言う程の人。
あ、そう言えば先週なにやらポスターあったな。
大漁!親子まつりってポスターがあった。
HPにもあったわ。
大阪府鰮巾着網漁業協同組合
(済んだイベントを紹介するのもアレですが、来年に向けてご紹介)

BBQコーナーはお休みでしたが、無料開放されておりました。
出店も沢山あり、しらすのお吸い物、いわしの塩焼きが無料で振る舞われており、ステージでは歌や踊りもやってました。
歌謡ショーでは柏原芳恵さんと岡修さんが出演。

なかなか渋いし男前でしょう。
え?知らん?
知らない人の為にご紹介します。
大阪府鰮巾着網漁業協同組合の代表理事組合長です!
船で遊びに行くといつも逢えます。
理事長だけど歌手なのです!
是非、岸和田漁港「港マルシェ」を宜しくお願いします!
(次回は泉佐野漁港の宣伝します!)

娘と出店で買ったお昼ご飯を済ませて帰路に就く。
娘の希望もありセイリングで航行。

二色沖までは何とか来ましたが、パタリと風が止んだのでエンジン始動してそのまま入港。
帰り支度、メインシートとジブシートを外して持ち帰り。
少し塩抜きをしたい。

昨晩の残り湯があったので沸かし直して投入。
みどりの物体はトイレ用のパコパコ?するの。
勿論、新品から使ってるお風呂専用です。
釜を傷めるような入浴剤を使う時にキャップします。
バスソルト使うと釜が錆びちゃうんですよね、追いだきで。
(沸かしてから電源切れば勝手に追いだきしないので、これで水の行き来を防ぐ)

で、2時間ほど浸すと水が濁る。
水からあげて、洗濯ネットに入れて回す。
柔軟剤も少しだけ入れておきます。
あとは陰干しして完了。
また来週。

今回のAISログ

*タイトルのうしろはヒンディー語の「こんにちは」(ナマステ)です。
本文に入れると文字化けするのでタイトルに。
毎回、新記事を上げるとインドからアクセスしてくれているので、挨拶です^^

2018年10月14日日曜日

サンデーセイリング

久々に船を出す。
土曜夜に港に入り、船で過ごす。
静かな時間を長兄と一杯やりながら過ごす。
朝方目覚めると長兄は他艇のマストに登る。
流石、マストマスターだわ!
その後、長兄の船にゲストが来る、津名に行くか?と思ったが、気分は自分の船を走らせるだったので、途中までの伴走にした。

関空橋の現状を見る。
ぽっかりと橋が無い。
台風21号、本当に凄かったな。

で、津名止めて岸和田に行くと言うので同伴させて戴く。
兄者はそのまま関空一周へ。

岸和田漁港、鰮巾着網漁業組合(いわしきんちゃく)がやってる港マルシェへ。
残念な事に船に携帯を置いてきたので写真なし。
岸和田漁港、大阪湾のプチクルージングにオススメです。
組合長からも「皆に紹介して」と依頼されたので、ちょっとご紹介します。
市場あり、BBQ施設あり、何より船で行っても係留できます。
*基本的に漁船がお休みの日曜日だけです。マルシェも日曜開催です
港マルシェの対岸、赤線の部分、入口から少し奥に止めて下さいとのこと。
堤防挟んでT字L字の方は、契約艇の係留場所だから入らないでくださいね。
あと赤線の港内、日曜日でも漁船が出入りするので、必ず漁船優先。
徒歩4分で港マルシェに行けます。
尚、荷捌き場を抜けていくのですが、ここも日曜日でも作業されている事があるので、
必ず一声掛けて通って下さい。
お仕事優先です。

港マルシェでBBQテーブルを借り、市場で色々買って宴会開始。
焼肉、どて焼き、焼きサンマ、何よりワタリガニが激安でしたので、焼きガニ。
生きたカニを焼くのは少し気も引けます。
箸で押さえていないと暴れます。
詳しくは長兄のブログにて・・・

お酒は控えめ、お茶を飲んでた僕は宴会途中から吹き出した風にそわそわ。
南西の良い風が吹き始めてる。
これは帰り期待出来る。
セーリングを堪能しよう!

岸和田港内でセイルアップし外に出る。
「弱い・・・」
それでもエンジンは無し。
今日はセーリング!時間はたっぷり、暑くも寒くも無い。
ノンビリと母港に船を走らせる。
おや?何か沸いてる。
二色沖で海が沸いてるんです。
いわしかアジのナブラか?と思ったら、イルカ!
それも大量のイルカ、群れじゃ無くて大群。
30頭は居たんじゃないかな?
勿論、船にも近づいてきます。
離れないからゆっくり動画も撮りました。


めっちゃ興奮しました!
無線で長兄に連絡する。
みんな艇上で大騒ぎ!
凄いサプライズでした。
帰港後、皆さんを駅まで送り帰宅。
前回修理した風速計、少し手直ししたいのでコーナンに寄る。
で、家の扉開けたら「焼肉行きたい」って言うので焼肉屋へ。
(昼食ったとは言えない)
普段は飲むんだけど、今日は飲まず。
なんだろ、海に出て潮風いっぱい吸ったら酒無くてもいいやって感じ。
盆の漂流帰港から2カ月ぶりの出航でした。
港には行くも、娘と魚釣り、ハルの修理、台風対策、台風の後始末・・・と、まぁやる事多かったし、
家の方も色々イベントあったからねぇ。
あと一カ月、よい秋を楽しもう!

AISログ


2018年10月13日土曜日

風向風速計の修理 作業編

金物を使うよ

中心線に水平カット

板を切り出す

概ね目標重量

ヤスリとグラインダーで成形

ドリルで穴あけて金物セット

いつもの扇風機でテスト、タコメーターもこれで(笑)

完成

このあと振りを再調整し、エポキシを流して尾翼が動かないようにしました。
恐らくこれで「クルージング艇」の風速計としては十分役に立ちます。
レースシーンでカリカリのVMGを求めるなら、ちょっと駄目ですが。
羽根も新しい物に、電池も交換済み、さぁ海へ!

取り付けはマスト屋さんにお願いします。

2018年10月12日金曜日

風向風速計の修理 計測編

手元に修理依頼の風向風速計が届いたので、早速見てみます。


綺麗に一番弱い所で折れています。
ヘッド周りは別部品の成型品で、2パーツを接着していて割れる構造ではないし、アーム部からヘッドを外せる構造にも思えない。
アームとプロペラはガラス繊維入りですが、このボディはソリッドなので概ね、ABS(対候性で言えばAESか?)・アクリル・ポリカのどれかしら。
燃焼テストで分かるんだけど、人様の物を炙る訳にもいかずそこはスルー。
というか、どれもエポキシで接着できるからそんな事はどうでもいい。
さて、この風速計、大きめのセンダーなのでバランスが大事。
船がヒールしても風速計自体の重みで回らぬようバランスを取る必要があります。
どういう事かと言うと・・・

尾翼が無いので、プロペラ方向が重く、アームを傾けると低い方にプロペラが向く。
(うしろの書庫の垂直線に対し角度を付けると一目瞭然)

なので、ここからまずは重量の計測に入ります。
カモ~ン、道具!
みんな知ってる1円玉。
これで買いに行くわけじゃない。
これを使う。
1枚1gです。積み上げているのは10枚=10g(テープ重みもあるけどね)
いつもはロードバイクのホイールの重量バランスを取る時に使います。
今回は風速計だ!

では早速貼っていくよ~


ペタ


ペタ・・・

お?バランスが取れ始めた。


手前に傾けてもどっちもこっち向かない。



勿論、そのまま向こうに向けても回らない。
いろんな方向に向けてバランスが取れているのを確認し、一円玉を剥がします。



これだけの重量分、樹脂がないって事。
確か28枚(あとで量ります)
でもね、前のプロペラも少し欠けている、テープ重量もあるだろうから目標30gとする
左右に割るので片尾翼14gと接着剤1g。
アルミ型材を使い、リベットで留める手もあるんだけど、どうしようか思案六歩中。
なるべく頭の上に金属は置きたくない。
樹脂が万が一でも安全だろう。

ということで、次回羽根製作編、つづきまーす。
尚、同時に持って来られたバッテリーはその場で交換したので写真割愛。
どうも、あるサイズの充電池を縦に並べて結線したようなので、そのうちフィルム剥がしてみます。





2018年10月1日月曜日

風向風速計

良くお世話になってるキャプテンの船の風向風速計が台風21号で壊れたそうで。
なにやら羽根が飛んだと言う事で部品を確認したらユニット交換を言われて・・・

このタイプのセンサーが付いているNEXUS(旧SILVA)なんだけど、それなら・・・
確かGARMINの傘下に入って、GARMINブランドで売っていた筈。
で、モデルチェンジしてそれを売っているからそっちからパーツ引いたらどうでしょうか?となる。


これが現行のGARMINです。
そっくりですね(笑)
で、部品を見ますと・・・

成型品にありがちなピン痕も同じです^^;
はい、この部分はGARMINから供給されたらOKですね。
GARMIN.comから買える模様。
(但し、外通。shippingが面倒だから僕は国内かな・・・嘘!英語が読めないだけ!)
ちなみに、風速用プロペラ以外に、風位を出す尾翼も折れてしまったとの事。
これは厄介ですが、樹脂だから折れたので樹脂で切り出して貼ってしまえばOKなんじゃないかな?
造作が面倒なら左右の両翼飛ばしてセンターに一つ貼ってしまう。
注意点は
・中心線を外さず、前後バランスを上手く出す。
・中心の軸に対して前後のバランスがキチンと釣り合っていないと軸に対する水平方向の偏荷重が掛かり動作不良になるって事。
他の風速計を見ると、尾翼の前にバランスを付けてある。
旧GARMIN然り(GWS10)
tacktick然り(nm100-2:現在raymarine)

どれもこれもキチンとバランスを取っています。
さて。。。
もしも尾翼がもげてしまったが、片方でも残っていると言うなら、まずは・・・

楽しい工作の時間
1 残っている羽根を切り出す
2 重量を測る
3 ポリカ板またはアクリル板から大きめに切り出す
4 重量を測る
5 重量を元の羽根より数g軽い重量に削る
6 エポキシで接着する(この接着剤の分だけ羽根を軽く)
7 完成

まぁ、1グラムぐらいの誤差なんてモーメント考えたらどうって事無いと思いますが。

もし2本とも折れて無いなら、この際ですし旧羽根及び支持骨全部削ってセンターに尾翼作れば良いかな。
重さ?
恐らく、硬質プラスチックです。
もしかしたらガラス繊維入かも知れません。
重量は形から計算し体積を求める。
樹脂の比重は1.1~1.3位です(ガラス入りで1.3程度)
同じ型を持っている人が居ます、長兄です。
キャビンに転がっているのを僕は知っています(笑)
場合によっては粘土持ち込んでワンプッシュさせて貰い、そこに水を入れて比重を掛ければ重さは出ます。
その重量に合うように尾翼を作ってしまえばOK。
ボディ形状が丸じゃないから元々アンバランス、そこを尾翼デザインで調整している訳ですから
なんなりと尾翼付けて扇風機で動き見て、後が軽いならゴルフクラブに貼る鉛シートをペタっと貼ればOK、後が重いようなら削ってしまう。
レーサーなら買いかえれば良いと思います、クルージング派はそれぐらいで丁度です。
とりあえず「動かす」これが大事。

修理させて欲しいなぁ(笑)