2018年11月25日日曜日

色々やった日曜日

土曜、会社のみんなと飲んで終電帰りで朝はスロースタート。

港についたのは9時を過ぎていた。

何やらあったような。

長兄が頭カチ割ったっと兄者。

足を滑らせて角に頭を突っ込んだそうだ。

パックリ割れているのに医者にも行かず僕を待っていたのか?

そんなんええから医者に行かれたし!


大丈夫って言うので作業に取り掛かる。

今回の作業は

・HF用アンテナの設営

・HF/VUの混合器(デュプレクサー)接続

・HF用アンテナチューナー設置

・運用方法の教授


まずは既存のVHFのアンテナを外し新たに基台を設置し、アンテナを立てる。

HF~UHFまで使えるモービルアンテナ。

ロングワイヤーには劣るが、利便性を求める。

大海原に出る前に釣竿アンテナ設置したら、普段邪魔でしようが無い。

昔使っていたダイヤモンドのアンテナです。


チューナー無しでアマバンドの良い所にセッティングは終わっているのでポン付けで大丈夫。

が・・・

オケラネットは21MHzの上の方なので、ややSWRが高い。

チューナーで調整出来るようにATUを持ちこんでおいたのでセット。

無線機→ チューナー → デュプレクサー → アンテナ というシステム。

V/Uはチューナー迂回でアンテナへ。

尚、V/Uは調整箇所が無いのでバンド内は低いが、国際VHFを繋ぐとやっぱりSWRは高い。

運用できない程ではないが、のちに空いている同軸使って再設営するのも有りかな?

で、チューニングの説明すると・・・

1 無線機側でRFパワー(送信出力)を5wまで下げる

2 モードをAMにする(CWが良いけどキーが無い)

3 出たい周波数付近に合せ

4 マイクのPTTとチューナーのボタンを長押し

5 カチャカチャとリレーの切り替える音が数秒してチューニング完了

が!・・・(2回目)

チューニング途中で無線機側がチャタリング起こす。

あれ?なんだろこの症状。

配線の緩みが無いか一つづつ確認。

アース代わりのカウンターポイズも入れてある。

なのにチューニング中に・・・いや、通常送信でも一瞬SWRが上がった。

これは同軸だわ。

一本づつコネクタを触る。

するとアンテナに行く同軸が半田不良ぽい。

触るとガリノイズがでる。

半田ごてを借りて再溶着。

お!結構半田入るやん(笑)

で、再テストする、合っているところは低SWR、バンド内の高い所もチューナーで落ちる。

むりくり18に出たい時に合うか?とやっても合う。

今は無き東京ハイパワー社のHC-100AT、どこでも合うよな(笑)

これだけ良い物造ってたのに会社が無くなるとは・・・無線需要へったしな。


こんな感じで出来上がり。

昼過ぎにオケラネットの運用を聞いてみる。

八丈だか小笠原のキー局は聞こえにくいが、DU1/JA3の代理局の運用状況は非常に良かった。

RS57ぐらいでしたね。

尚、このチューナーはダイレクトにワイヤーアンテナ繋げます。

でも船内に給電点が存在するので今一つとなる。

4:1や9:1バランを用意し、同軸で船外まで出してバランから上を外にすれば良いアンテナで運用出来るでしょう。

マストを使ったワイヤーアンテナ、釣竿をつかったアンテナ、どれもこれもまずは大海原に出る事が大前提ですけどね。

普段使いには少々邪魔だし。

ちなみに、長い「コンベックス」あるのかな?と探したらあった。

樹脂ではなく、薄い鋼板の巻尺。

これをエレメントにして、マスト上から出ているハリヤードで引き上げたら垂直アンテナになるね。

なるべく他の金属線の影響を受けない位置に給電点持ってくれば。

1/4波長もメジャーだから測る必要なし、直読(笑)

ということで、まだまだ無線機もチューナーも手元にあるので一つ実験しよう。

免許?勿論ある!個人は切れたが社団が残ってる。

この冬は籠って遊べる。

実験が上手く行けば長兄の船にも!なんてね。

尚、今現在太陽活動は低く、黒点も無い状況。

2020年が極小期の深い所だが、前倒しなのやら、底が深いのか・・・

100日以上太陽が活動していないって話も。

太陽が動かないと電離層通信はどんなに頑張っても駄目ですからね。

黒点カモン!ですわ。

2018年11月21日水曜日

なかなか上手く行かない、作業じゃ無くて予定

日曜はレース艇に久々に乗る予定でしたが、諸般の事情でキャンセル。

何しようか?と思っていたんだけど・・・

本業の方が順調過ぎて生産予定がかなり前倒しになったので土曜を「代休」とした。

連休!津名か洲本か和歌山か?

なんて思ってたら、社員から食事の誘いがあった。

娘さんが結婚したので祝儀をドンっと贈った御礼の食事会に誘われた。

流石にこれは断れない。

夜の7時に心斎橋、おや?なんとまぁど真ん中な(笑)

とりあえず今週はノンビリかな。

2018年11月18日日曜日

雨漏り直し

長兄の船の窓にテープが貼られてから久しい。

そろそろ本腰入れて直したい。

「やりません」が手は貸します。(←エセ業者だしw)

「お手伝いしますよ」って言うと「やる」と反応してくれたので、作業開始!

まず窓を外す。

コーキングと窓の間にカッターを入れ少しづつ剥がす。

無理に引っ張ると窓が割れるのでゆっくり・・・のつもりが何故がパカって外れた。

これは・・・もしかしたら全然シールが効いていなかったのではないか?

のこり2枚も同じようにするも同じ。

縁がすぐに切れる。

恐らくビス止めして縁にだけコーキング材を打ったので経年劣化で切れた所から水が浸入したのだろう。

全部外して観察。

不具合が色々見つかる。

デッキ部とインナーモールドを張り合わせているのだけど、窓の部分で剥離している。

これは樹脂を流し込んでバイスで挿んで硬化待ち。

他の窓はそうでもないけど・・・あれ?なんか変。

良く見ると段が付いている。

隙間を埋めたパテが腐蝕して無くなってる?

最初はそう思ってたが、ボロボロになってた部分を綺麗にすると・・・

一部FRPを削ったあとがある。

恐らく剥離した部分をサンダーで落したんだろう。

余計に窓とハルに隙間が出来て水の浸入を許す事に。

これはいかん・・・

とりあえずコーナンプロへ。

FRPパテ買ってきて接着と整形です。

しっかりとパテを盛り、乾燥させる。


結構盛りました。

感想を促進させる為、大きな紙で裏表を覆い、電気ファンヒーターで温風を送り暫し休憩。

お昼ご飯は近くのお好み焼き屋「のぎく」へ。

ここは飲み物セルフです。

まぁ、オバちゃんが入れてくれるんだが、待てない僕らはいつも自分で入れる。

サーバーが新しくなって蛇口が三つ。

お!ハイボール追加されてるやん!嬉しい。

ほろ酔いになる前に打ち止め。

何せまだまだ作業は残ってる。


戻り作業開始。

まずはサンディング。

盛ったパテが固まったので平面を出す。

次に一旦窓を取り付け内外にマスキングする。

そして取り付け面にコーキングを伸ばし付ける。

そこに窓を貼り、ビス止め。

あとは縁をしっかりコーキングし、ヘラで整形して完了。

生乾きのうちにマスキングを剥がして完了。

3枚やったら4時半ごろ。

残りの舷は明日以降、長兄がワンマン作業に。

頑張って下さい。

2018年11月11日日曜日

誰の物?

先週取り付けたカムクリートをチェック

普通はボルト止めなのですが、今回はFRP樹脂で貼りつけた。
物凄く邪道ですが、強い力が掛からないし、万が一外れたからと言って航行に支障なし。
なにせティラーを止めるシートを止めるだけですから。
とはいえ、作業はキチンとした。
接着面はデッキパターンの有る部分に(接着面積が多い、抵抗も大きい)
デッキもパーツもサンディングして足付け、パーツクリーナーで脱脂。
そしてキチンとマスキングして接着、動かないように養生テープで圧掛けて放置。

さて、新しいロープを入れて動作テスト、普通に使えます。
ロックした状態でグッと力を入れると・・・クラッチの方が滑りました。
とりあえずこれで大丈夫。
あと、船から不要なモノを持ちかえる。
だんだんと溜まっていく荷物をどこかでリセット。
シーズンの境が良い。
夏物や冬物を入れ替える時に掃除兼ねて降ろす。
喫水が1センチ上がりました。
港にY28Sが入ってきて、最速艇の座も危ういので軽量化(笑)
その他出奔したクルーのウエットスーツも持ち帰る。
貰いものらしいが、少々サイズが小さい。
「痩せて着られるようにする」とか言ってたなぁ・・・懐かしい話だわ。


さて、そんな荷物を降ろしたら今度は車に積まなければならない。
生憎、堤防の内側は釣り客でいっぱい。
本来「関係者以外立ち入り禁止」なのですが、海は皆のモノですし細かい事は言いません。
ただ船が留っている場所はお断りしています。
舫いに釣り針が引っ掛かり、手を怪我する事案が発生しているので。
中にはデッキに錘の付いた仕掛けが残ってる。
こんなんぶつけられたらデッキのFRP剥げるで・・・かなわんわ。

車を船の前まで入れるのに釣り客が広げている竿やバッグ類を片付けて貰わないと入れない。
そこで車を入れる前にお願いに行きます。
「1時間ほどしましたら車が入りますので、通れるようにして下さい」と。
そして1時間程して車をバックで進入させる。
ところが・・・
とある男性、いっこうに道を譲ってくれません。
「何で車で入ってくるねん?」的な感じでこちらを睨みながら竿もそのまま。
仕方が無いので、車から降りてモノ申す。
「悪いけど荷物どけて下さい。船の荷物積む為に車入れんとならんので」と言いますが、動かない。
何だか徹底抗戦の構えです。
「あのさぁ、この看板読める?ここに『関係者以外立ち入り禁止』ってあるやろ?別に釣りぐらいええねんけど、あんたがた部外者やろ?こっち優先してくれんと」って辺りで仕方なしに道具を片付けた。
そのほかの人は後ろ見てくれたり、子供を大人しくさせてくれたりと、協力的でした。

海は皆のモノだから釣りしてもええねん、でもね漁師さんだってその通路を入って道具積み込むし、遊魚の船長も竿や仕掛け、燃料、餌を車で運ぶ。
そんな通路で釣りしてて、ここは俺の場所!的な態度取られたら、少々言葉も荒くなります。

まずあなた方が「釣ってはいけない所で釣りをしている」と言う事を理解して下さい。
海は皆のモノだけど、港としては漁港ですから漁船が優先、漁師が優先、船だまりを使わせて貰ってる船乗りが優先だと思うのですよ。
あと毎回ゴミを放置して行く釣り客、掃除するのも船乗りって事お忘れなく。

そのうちに泉佐野は釣り禁止になりますよ。

2018年11月4日日曜日

今日も整備

回航組は日本海から瀬戸内に入り、もう安心モードに。

先日、研削したティラーを持って船へ。

オイル仕上げにします。

オイルは荏油。

ニスかチークオイルが良いんだろうけど、港の木工達人に聞けば

「木が水を吸わないならオイルが手軽で良い、植物性のオイルは木と相性がいい」

と、アドバイス貰ったのでオイル仕上げに。


落ち着いた風合いがとても気に入っています。

オーパイ金具受け、エクステンション、ティラークラッチも取付ける。

ティラークラッチはちょっと細工。

止めネジがロープに当り毛羽立つのでネジを細工する。

半ネジの木ネジを買ってきたが、首下のネジ無し部分が短い。

なので、ヤスリで落とす。


こんな感じでネジ山が見えています。

ここにロープが擦れると傷む。


電動ドリルに噛ませ、回しながらヤスリを当てる。

(白い紙はネジ山が傷まないようにカバーしています)


切削が終わった状態。

山が殆ど飛んでいます。


中はこんな感じで、擦れても削られにくくなりました。

ちなみにコーススレッドなら4.2ミリがあり、ネジの無い部分が半分以上あるのですが、

全長45ミリってのが無い。

全長45ミリだとネジ径が3.8ミリと少し細い。

新しく穴を作るならそれもありですが、木ネジとはピッチも違うし、細いとなると埋め戻しも必要なので

今回は削って使いました。

備忘録:木ネジは4.1ミリx45ミリです。

半分以上ネジの無い木ネジが見つかれば良いんですけどね。

(コースレッドなら有ったけど)

そして、ティラークラッチのロープを留めるのに、カムクリート追加。

長めのロープを用意したので、クラッチに擦れる部分が傷んだらエンド側にスライドして擦れていない部分を使う。

反対側はフックにしてあるので、ロープエンドをスタンションにクルっと巻いて終わり。

これでテンションも調整できるので◎

養生テープは防水。

さて、来週はセーリングです。