wikipediaの「汽笛合図」より抜粋
船舶
船舶における汽笛信号は、汽笛を約5秒(4秒以上6秒以下)吹鳴させる長音、約1秒吹鳴させる短音があり、これを組み合わせて使用する。 汽笛の音程は大きな船ほど低い音(低周波数)である(航海用具の基準の定める告示第3条)。霧中や見通しが悪いところにおいて、汽笛の音程によって他船の長さや排水量がある程度、想像できる。 船舶の汽笛を使った信号のうち、海上衝突予防法が定める操船信号には次のようなものがある。
- 法律の規定によりその針路を転じ、又はその機関を後進にかけているとき
- 針路を右(面舵)に転じているとき ・
- 針路を左(取舵)に転じているとき ・・
- 機関を後進にかけているとき ・・・
- 先行する他船を追い越すときは次のとおり。
- 右側から追い越すとき ─ ─・
- 左側から追い越すとき ─ ─・・
- 追い越される船が追い越しに同意 ─・─・
- 他の船舶の意図若しくは動作を理解することができないとき、又は他の船舶が衝突を避けるために十分な動作をとっていることについて疑いがあるとき
- 警告信号 ・・・・・(急速に5回以上)
このほかに、霧中信号(海上衝突予防法35条)がある。
小型船舶の免許を取る時に学習すると思います。
で、ここからが本題。
お盆に仲間の船をエンジントラブルで曳航していた。
あと1時間で入港するという時に、前方に帆走するヨット発見。
ch16で呼ぶも返事はない。
左舷対左舷のすれ違いになるので右へと距離をあけた。
しかしだ!
何故かどんどんこちらに寄ってくる。
警笛を鳴らした。
勿論、警告信号である。
- 警告信号 ・・・・・(急速に5回以上) 再掲
数度鳴らすもどんどんこちらへやってくる。
大きく右へ舵を切り避けた。
だがそれに合わせてこちらへやってくる。
また警笛を鳴らす。
それでもすれ違い距離20m近くまでやってきた。
顔が認識できる距離で手を挙げ、手を振る。
アホかと。
いや、アホやろ。
こっちは曳航中なので安全確保しているのに、お仲間発見とばかりに近寄り、片手挨拶って…
「俺の船見てくれ!帆走中だよ!どう?すごい?なぁ!ホーン鳴らして歓迎?嬉しいねぇ!」
とでも思ったの?
こっちは他船に警戒し注意を払い、交差する本船に無線でお知らせし、疲れてるんです。
そりゃね、何も無けりゃうちの娘も喜んで手を振っただろうに。
だが娘が「あの船近寄ってきて怖い」と思わせる程の接近具合だった。
警笛信号ぐらい把握しなさいよ。
で、すれ違いざまに曳航ロープを二度見して大きく離れて行った。
昔、クルーをやった船のオーナーも他ヨットを見ると近寄る癖があった。
「おい、あのヨットのとこへ行け」とヘルムスマンに指示。
相手からすればいきなりヨットが向かってくる訳で、驚くわな。
知人でもない船、不用意に近づく必要はないとその時思いました。
尚、相手が自艇より大きなヨット場合、何故か行けと言われなかったのをハッキリ覚えています。
「俺の船見てくれ!帆走中だよ!どう?すごい?なぁ!」
これ嫌われるので止めた方がいいですよ。
2 件のコメント:
室戸沖で観光船が近寄ってきた。
こちらがコースを変えても船首を振ってくる。
「お客さん,ヨットが走ってますよ。」
てな感じ。その証拠に手を振りよる。
一番頭にきたのは船長(操舵手?)がニコニコと笑っていたこと。
かないませんわ。
まだ,僕1艇だけやったから避けた避けた。
曳航中にやられたら激怒ですわね。
ええ、こちらも楽しくやってたら大手振って「ヤッホー」っていうんだけど、曳航中だし、警告してるのに近寄って来る。
「オドレアホか!ボケナス!○ばくぞ!○されたいんか!」と言いそうになりましたが、娘の手前、「解ってない人ってああいう行動するんだよ。免許取るときにキチンと習う事を忘れて浮かれているんだよ。
xxちゃんも先生に言われた事はよく覚えておいて、間違いをやっちゃいけないよ。」と、反面教師を見ながら話しておきました(笑)
マジで娘は固まってましたわ。
船名や場所、どんな船か書かないのは最後の良心って事で!
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