2019年2月25日月曜日

エンジンマウントの交換(作業編)

前回、エンジンを吊り上げ状態を確認して仮置きしたエンジンのマウントの交換に着手しました。

なんでこんなに間が空いたかと言いますと・・・

『国内に部品が無い』

ほぼ全部、輸入です。

なので、運賃含めて結構なお値段になりました。

世界に出るならvolvoも良いけど、国内で乗るならやっぱりヤンマーが便利かな~?

漁港があれば鉄工所があり、ヤンマーの部品が届く訳ですから。

さて、今回の作業、あまり写真がありません。

撮影係が徳島に「亜紀に会いに行く」と(笑)

作業は兄者と二人、「今日中に済ませる!」って勢いでしたので。

部品箱もあるので朝は市内で待ち合わせ、港に着いたら朝コーヒーして着手。

まずはエンジンを吊り上げます。

そして仮止めしておいたブラケットを外し、マウントゴムを交換。

この時、最終の締めはブラケット下を締めるので、そこだけ仮止め。

部品装着が完了したので、そのまま嵌めていきます。

ゆっくり、ゆっくり、ミリでエンジンを降ろし、ネジ位置を合わせる。

ボルトを締めて・・・

座った!



これで仮置き完了。

直ぐにマリーナへ行き、船体の吊り上げの依頼。

実は・・・

前回言わなかったんだけど、破損の原因はペラにロープが絡み、

それが原因でシャフトが後にせり出てエンジンマウントが切れた。

ロープの撤去してきました。

曳航の為に久々に自艇を動かす。


ペラの変形は無し。

ロープも切らずに外せた。

夏なら潜って出来る作業も、冬は無理だし!


エンジン座っただけで、シャフトを繋いでないからドナドナです。

ええなぁ、高級マリーナ。

いつかは!と夢が膨らみます。

さて、片道20分のドナドナ、行きはよいよい、帰りは怖い。

行きは引っ張り出してからスターン・バウで曳航。

マリーナではそのまま係留桟橋に流し込んで僕だけ離岸。

問題は帰り。

槍付けしないといけない。

どうしよう?

とりあえず港に戻ったらほぼ無風。

ラッキーです。

行き足付けて僕が先に入る。

兄者の船は僕の横だからそのまま行き足でこっちに向ける。

ささっと船を留めて、曳航索を受け取り、それを今度は岸壁の皆様に受け取ってもらい引っ張る。

船は何事も無かったかのように着岸。

「セイル入港」って聞こえてきたような(笑)

僕も一度だけ練習した事がありますが、結構気を使います。


さて、あとは本締めして・・・

ってところで追加作業。

シャフトが動いたので、PSSシャフトシールのフランジが移動、シャフトが自在になったので隙間がでけた。

浸水した!

まずは水抜きです。

とはいえ、ビルジだまりに溜まっただけですから直ぐですわ。

オートビルジが壊れていた事も発覚したので瓢箪から駒と思っておこう。

カップリングを嵌めて締める。

位置出しをするにもシャフトが長いし真鍮なのでセンターがよく分からん。

とりあえず取り付けて振れ見てから調整したらエエんとちゃう?

ってテーブル見たらワッシャが余ってる・・・

しまった!

下ワッシャを入れ忘れとるがな。

痛恨やん。

まぁ、次回にでも・・・

って思ってシャフト直結。

ウォーターロックを繋ぎ、冷却水も準備OK、さぁ試運転だ!

それではご覧ください。



(ピクピク震えているように見えるのは僕が震えてるからw)

エンジン始動後のエンジン本体の振動が今までとは全然違う。

新品のゴムは最高です。

シャフトのブレは・・・あれ?殆ど無いやん、またまたラッキー

というか、ゴムが新品だからエンジン位置は上がる。

下げて丁度じゃね?って所にワッシャ入れ忘れたので1枚分下がる。

結果、ジャストの位置。

元々上げ方向は余裕があるも、下げ方向はオイルパンの干渉があって下げられないし

ベースのネジもほぼ下げ状態なので、結果的には・・・

「キチンと入れてたら下げ足りず抜く羽目になった」という事。

ラッキーだったなぁ、もってたなぁ。

これでホッと一安心。

あとの配管の本接続は兄者に任せて、僕のお手伝いはこれで終わり。

バウエンジンはあまり好きじゃないけど、エンジンの整備面においては素晴らしくやり易い。

何でもメリット・デメリットがあるわ。


来週の連休は・・・

試運転兼ねて近場でも行く?

うちの家族旅行が中止になったら・・・

2019年2月10日日曜日

ロングワイヤーアンテナを設営したよ

勿論、長兄の船に(笑)

今回の作業は
・4芯の信号線を通す
・同軸と信号線をオートマチックアンテナチューナー(以下ATU)に繋ぐ
・無線機のアクセサリー端子(以下ACC)とコントロールボックスを繋ぐ

というとても簡単な作業

同軸は3D2Vが一本と通っている。
これはGPSアンテナ用なんだけど、今はもう使っていない。
以前、撤去するという話があったんだけど、今後の為に残しておいて!という意見を取り入れてくれていたので、仕事が格段に速くなった。

まずは同軸のデッキ側長さの調整と4芯ケーブルを通す作業。
インシュロックを外して引き上げるだけです。
長さは船内で巻ける程あったので心配無用。
入線してエンド処理
BOX側は全部Y端子です。
途中、回りこみ防止のトロイダルコアを入れておく。

箱内結線です。
純正ケーブルと色が違うので、必ずメモしておく。

25年前のチューナーですが、中に錆び一つありません。
昔の無線機器は本当に堅牢につくってあるわ。
同軸と信号線をセットし、蓋を戻す。

入線は少々大変ですが、同軸が長かったのでそれにバンドして引くと細い所も通って無事キャビン内まで届く。
あとは結線です。
ALC・PTT・12V・GNDをACCに。
12Vは出ないので、直接キルスイッチ後に。
他はACC端子用のステレオジャックに半田付け。

老眼鏡忘れた(笑)
これまた高級なプラグを選んで頂きましたので大変です。
こんな事なら、100均で売ってるステレオイヤフォン買ってきて線ブチ切った方が良かったかな?


細かすぎる!
ピンセット台が無いので適当にチョイチョイと半田付け。


あとはチューンする時のTXパワーを調整して完了。
これで9m程度の電線に1.9~28MHzの電波が乗る。

今一つコンディションが良くなかったのでハイバンドは殆ど人が出ていない。
オケラネットの時間も終わった。
まぁ、運用方法は出たい周波数でボタン押すだけ。
全バンドのチューンを確認し、作業終了。
ちょっと寄り道して帰ろうかと思ったが、前日に終電が人身事故で2時間以上遅れ家に帰ったのが3時。
4時間だけ寝て港に来たので眠い!帰って寝る。
ってことで直帰して直ぐ昼寝、風呂飯したらまた寝て朝だった。。。

話は戻りますが、ワイヤーはブームリフトのロープに電線を這わせてある。
あくまでも暫定。
これをスタボー側デッキまで降ろせばセイルにも干渉しないし、バックステーとも距離が取れる。
一番良いのは、バックステーそのものがアンテナ線になれば良いのだけど、バックステーをマスト前で絶縁しないとイケない。
そんな高強度かつ小型のインシュレータ(がいし)は有るんだろうか?
バックステーワイヤーが5ミリぐらいとして、その破断荷重は組み方によるけど概ね2000kg前後。
船屋のサイト見ると、7ミリぐらいでそれを越えるロープはある。
一定区間をロープにすれば絶縁は可能だけど、マストの高い所にワイヤー→ロープ→ワイヤーの結線は作れても色々心配事が増えそう。
まぁ、今のままが汎用性あって良いかもね。