2019年10月27日日曜日

思ったほどではなかった(まだ白煙の話)

朝、起きて直ぐに港へ。

到着後、暖機して直ぐに舫いを外す。

港外は凪でベタベタ。

エンジンのテストには丁度良い。

さて・・・2000rpmで走る。

艇速は4.5ノット!

船底汚れているのが良く分かる。

白煙は殆ど見えない。

2500rpmまで上げ5.5ノット。

やや白い。

でも思ってたほどじゃ無い。

停船中はとても気になったのに。

とりあえず泉州港を目指す。

泉州港=関西空港

神戸行きの高速船が出入りする港。

一度見てみたかったので、入口まで。


普通の港です。

でも・・・一応特定港なので色々ややこしい。

係留はせず、見るだけ見て帰る。

港を出たら海保の「あやめ」さん登場。



何か言われたらアカンかった事なんやろう・・・普通にスルーされる。

AIS出しているのでch16で呼ばれるかとも思ったがそれもなし。

で、少し雨雲があったので港方面へ向け走る。

雲がどんどん下がってきた。



一番下がったところから雲がニョキっと伸び始めた。

あれ?これって竜巻の始まりじゃないの?

ちょっと怖くなって直ぐに加速・・・加速・・・しない!

2700rpmから上がらない。

というか、それ以上押し込んだら白煙が黒煙に変わった。

はい、船底ダメダメですね。

とりあえず2500回転で6ノット出てるし少し貝が落ちたか?

雲とにらめっこしながら帰港。

エンジンは快調だしあまり気にしないで居よう。

でも、ヘッドは清掃します。

で、帰港後はいつもの作業手伝い。

オイルフィルターを買いに来る「お客様」

配線チェックしてとか、マストに風速計の取り付け手伝ったり。

兄者の船のエンジンがかからないのは・・・完全にバッテリーの寿命。

ブーストして始動してバッテリーが13.5vまで回復したので再始動しようとしたら電圧系が9v以下になる。

メンテナンスフリーバッテリーで小窓があり、一応緑色だけどゲージの周りにチリっぽいのが沢山。

もしかしたら中で鉛が崩れているのかもね。

「新品買いに行きましょう」

で、新品を繋ぐ。

ついでに手持ちのソーラーチャージコントローラもつける。

充電中が分かるランプがあるのは精神的に楽になります。

エンジン始動。

電圧計は始動時にガクッと下がるけどエンジン始動はOK。

もしかしたら若干バッテリーが小さいのかも知れませんね。

サブが健全なのでブースターケーブル繋げば良いのだけど、毎回それは面倒。

なら、メインとサブの+を結ぶ太い配線して間にキルスイッチ噛ませます?

始動時だけそれをオンにすれば良いだけの話。

でも・・・サブバッテリーチャージャーをOFFにする必要があるので、結局はバッテリー収納場所を解放。

悩みどころ、オーナー任せです。

風速計は長兄がマストトップで入線、下で引っ張る。

デッキから流しこむ、中で引いてもらう。

インナーハルの間を這わせて・・・完了。

楽しい一日でした。




2019年10月22日火曜日

冬のお楽しみ達が集まりだす

冬にエンジンをバラすと決めたらパーツ類の手配。

いつも通販で買っているので、必要な物をオーダー。

送料無料になるまで消耗品もポチりと。

ヘッド周りのパーツはあるのでピストンリングやオイルパンガスケットをオーダー。

一通り揃ったら作業開始。

但し、11/3.4は連休なのでどこかに行きたい。

それが終わってからゆっくりと作業に掛かろう。

って書いてたら外通でお願いしていた物が到着した。


インジェクターテストポンプ。

これで噴射ノズルの噴射圧や霧の状態が確認出来る。

マニュアルによると・・・圧は170±5kgfらしい

MPaに換算すれば16.6MPaぐらいだね。

噴射角度は5~10°との事。

エンジンの全バラシついでにこれも確認してみる。

冬の楽しみが沢山、知識が貯まるってのは本当に面白い。

2019年10月21日月曜日

やっぱり白煙

前回の続き(https://sanowoz.blogspot.com/2019/05/2gm.html

暫くは止まっていたが、やはり高回転で白煙が出る。

うっすらだけど2500回転になると完全に白煙と分かる程に。

先週、固い鉱物油をを入れて循環させて放置。

昨日、フラッシング剤を入れて洗浄しオイル交換。

フラッシング剤の効果か、交換したてのオイルもまっ黒に。

鉄粉は感じられず。

で、今回は合成油を入れてみた+フィルター交換。

明らかに排気の臭いが違う。

鉱物油と合成油では全然臭いが違うので。

低回転で出ない→オイル上がりかヘッド周辺からシリンダ内部にオイル混入と判断かな。

ヘッド外してバルブ周りのメンテしてガスケット入れ替えて止まればヘッドからの混入ってなるんだけど

止まらなかったらリング交換になる。

そうなるとまたヘッドパッキン買わないといけないので、もう全交換にしよう。

船歴から言えば、今年で28年だしそろそろオーバーホールという事で。

で・・・

船屋に聞いたら「忙しくてねぇ・・・降ろしたるから自分で作業するか?」って言われた(笑)

色々見透かされてる。

とりあえず、ピストンリングとオイルパンパッキンを注文しなきゃ。

工具は全部有る。

・バルブリテーナー
・タコ棒
・トルクレンチ
・噴射ノズルテスター
・その他工具一式
・ノギス
・マイクロメーター

クランクもコンロッドメタルも測れるから、場合によっちゃメタル交換まで視野に。

出来たら傷も無く摩耗も無く美しいままを期待します。

・エンジン廻りの機器を外す
・ヘッド分解
・マウントを緩める
・エンジンを引っ張りだす
・その場で作業

多分これで大丈夫

なんとかなるさ。






2019年10月14日月曜日

2GM20 定期メンテナンス

台風の直撃も無く、とはいえあまり良くない天気。

こんな時はメンテナンスに限る。

エンジンまわりの定期整備です。

① 燃料系



燃料系統は

・燃料タンクドレン抜き

・油水分離器ドレン抜き

・燃料フィルター交換

燃料フィルターはモノタロウで購入。(オレンジ色の方)

農機用がぴったりサイズ。

お値段半額。

砂っぽいゴミが溜まっていた。

エア抜きして次の工程の為に暖機開始。


③エンジンオイルとオイルフィルター交換。

前交換から20時間だけど、安い鉱物油+添加剤なので今回はフラッシングしたつもりで交換。

結構な汚れ・・・

若干ざらついている。

一度本格的に分解整備が必要じゃないかな?(メタル・ピストンリング)

オイル・オイルフィルターもモノタロウで購入。

純正の半額以下なのが嬉しい。

安いのでマメに替えられる。


④冷却系統



2GMはサーモとエンジンに行く配管のチーズ部分がウィークポイント。

ここ、塩が溜まります。

エルボを外し、覗いてみると・・・

でっかい耳くそかよ!ってぐらいに溜まってる。

これを掻きだす。

耳掻き使っても良いけど、僕は細身のドライバーで剥がし、割りばしで掻きだし、清水流す。

やり方は色々。

メネジだけ潰さないように、漏れますよ海水。

針金曲げて上側に行く穴をチェック、キチンとそこは通っていました。

そしてメインイベント、ジンク交換





直接冷却の2GM20 にはミッション側とプーリーから見て左側面にジンクあり。

サイドは前からでも外せるが、ミッション側は力が掛かりにくいので、エンジンルームに入る。

M24のメガネ入れてハンマーで打撃与えると緩む。

後ろは結構減っていたが、サイドは殆ど原形をとどめている。

1GM用の一まわり小さいジンクがあったので、サイドはそれを使っておいた。


⑤エアフィルター




純正のスポンジは直ぐにボロボロになるので僕は「へちま」使っています。

セルロースですから燃えても気にならない。

というか、ボロボロにならないからエンジン内部に入りません。

メッシュだけ純正のスポンジが朽ちた物を使用。

ちなみにエアクリーナーにへちま、なにやねん?って思う方もいるかもしれませんが、

昔、零戦のエアフィルターに使われていました。

かるくCRCを塗布しておけばチリも捉えます。

て、ことで今年の整備は終了。

オルタのベルトは大丈夫。

問題は・・・

始動時の白煙はオイル粘度上げたので出なくなった。

近いうちにステムシールの交換をします。

高回転での煙が問題やね。

水分を疑ったが、やはりオイル上がりか?

アイドリングでは全然出ないんだけど、2500回転付近で青白い煙が見えだす。

3000回転だと明らかに煙と認識できる。

でも、ebayでノズルテスターをお勧めされたので買ってしまった。

ノズルの噴射タイミングが早くなる(開き圧が低い)と煙

ノズルの噴射タイミングが遅くなる(開き圧が高い)と煙

ノズルの噴射穴にカーボンが堆積すると煙

(2019/11加筆修正:煙の色は認識差があるらしいので色は削除)

って事なので、一応この辺りもやってみる。

ヘッド分解時に燃料配管外すから、ついでに。

そこまでやってダメなら、リングでしょう。

もしかしたらシリンダ壁面に傷があるかも。

それもヘッド分解で確認できる。

カーボンも取れる。

そこまでやれば後はリングと決めてしまえるので。

問題は自分でやるか、本職に頼むか。

予算次第です。

サランラップ吸いこんでオーバーヒートからこんな事になってる訳で、ラップ捨てた奴払ってよ!