2021年4月28日水曜日

MA-510TRJ


 ICOM社からMA-500TRJの後継機「MA-510TRJ」が発売されていました!

ニュースリリースを見落としていまして・・・

発表は昨年の6月、発売は7月下旬。

オープン価格ですが、実勢価格は13万円前後。

僕はMA-500TRJを使っていますが、購入当時投げ売りで5万円台で購入。

そう考えるとかなりお高い。

海外では4~5万でクラスBが販売されているのを考えれば、ちょっとね。

それでも価格に見合った働きをしてくれます。

今までですと、大型船と交差する状況では確実にホーンを鳴らされていたのが激減。

というか皆無と言っても過言じゃない。

仲間とクルージング先で落ち合う時も「今どこ?」なんて確認が要らない。

明石航路の通過や横断でもマーチスからお声がかかり、注意喚起してくれます。

ICOMの報道では年間販売予定台数が300台ってのが気になる。

もっと売れても良い気がしますが・・・

漁船は漁場の秘密を守りたいので出さないしねぇ、交信すら秘話のついた無線だし。

そりゃそうと、MA-500TRJが生産中止になった時に、

八重洲無線に「出さないんですか?」って聞いたら

「現在検討中、出したいんですよ」と言ってましたが


2年経ったけどまだ出てこない!

アイコムが出たので船長さんの無線ショップのPC利用版で安く済ませる、

設定簡単表示機付きのアイコム、

GPS魚探のALL IN ONEのEチャートと選択肢が増えるのは良い事だと思います。

フルノ?高いわ!モニター無しで20万はちょっとね。。。

2021年4月27日火曜日

お知らせ

 いつも閲覧頂き、ありがとうございます。

コメントの見落としがたまにあるので、頂いたコメントをメールで知らせるには

承認形式にする必要があるので、そちらに変更いたしました。


見落としたコメントへの返事

・ロイヤルの速度計について

父上のサイトをご覧になったと思われます。

個人的なアドレス等はお教えできませんが、公開されているブログならお知らせできますので

そちらへコメントどうぞ。

https://ameblo.jp/ksim-osk/entrylist.html


以上

2021年4月25日日曜日

YAの修理(道半ば)

 同じクラブの方の船のエンジンが掛からないというのでお手伝い。

まずヘッドを外します。





圧縮が弱い感じなので、バルブ点検。

溶けてはいないので当たり付け。



すり合わせして、コッターピン入れて完了。

噴射ノズルを入れてクランキングしたら噴射ノズルが飛び出すほどの圧縮を確認。

これで発火するだろう!

と全部組んで試運転。

が!掛からない。

謎・・・

エア抜きも完璧なのに。

もしかして燃料噴射していない?

ちなみに、僕が手を入れる前に船屋が噴射ノズルチップと高圧ポンプを新品に交換したとか。

なのに直らず。

ヘッド整備は降ろさないと無理というのでやらせてもらった次第。

ん~なんだろう?

とりあえずヘッドから噴射ノズルを外し、開放でクランキング。

あるぇ?燃料飛んでないやん。

ノズルをテスターにかける。

10MPaで噴射したぞ。

ってことは燃料高圧ポンプからの圧がないってことよね?

というか、ノズルチップ交換して圧調整してなくない?

英文マニュアルには16+-10ってあったので17MPaぐらいにした。

綺麗な霧が出た。

で、組んだけどやっぱりかからない。

手回しで圧縮は感じられる。

CRC吹いたら一瞬爆発を感じる音がする。

うん、やっぱり高圧ポンプかあ・・・

でも、これって調整あるの?

GM系はパッキンでタイミング調整するのあけど

このYAは円柱のタイプが外についている。

農機発動機でプランジャーとか言われるような部品。

初めて見た、というかGMでも高圧ポンプは触ったことがない。

僕の2GM20にはシールがはってあるの「触るな、保証外」と。

なのでアンタッチャブルなんですよね。

さてさてどうしたものか?

尚、噴射ノズルからパイプを外して解放噴射したら、「チュッ」と飛ばず

ぽたぽたって軽油が出る感じだった。

YAに詳しい人がもう港にはいない・・・

困った困った。





2021年4月19日月曜日

シクリナーク号

 昨日のソーラーボートの件。

sikrinerkと書いてシクリナーク。

エスキモーの言葉で「太陽」を意味するそうです。



外装はかなりやられています。

恐らくこのまま朽ち果てるのを待つだけなんだろう。

マストもまだ健在でしたが・・・

「基本的に実験船で、松下電器のパネルの実証の為に作られた船です。」

という話を聞いて何となく納得。

そういえば、パナ所有だった船が同じ場所で見事に解体されてた。

ハワイ~小笠原父島を航海したそうですが、その船長は堀江謙一さん。

色んな冒険に出た船、新西宮ハーバーで飾られているマーメイド(大小)や

金毘羅さんで見たアルミの「モルツ・マーメイド号」みたいに、

スポンサーがキチンと管理していれば後の世に語り継がれるんでしょうね。

なんだか少し寂しいなと調べてから思った次第でございます。




2021年4月18日日曜日

錆が見えたので手直しとエンジン診断

 オルタネータ裏にチョット錆が見えた。

ヘッドとブロックの隙間から少し冷却水が出たか?

そろそろヘッド分解整備かなぁ。

今シーズンは手直しで済ませよう。


オルタネータを緩めて逃がす。

歯ブラシで汚れ落として脱脂。

粘っとした汚れです。


キレイにしてからサビ転換塗料を塗布。

シルバーなのですが少し白い。


乾いたら少しマシだけど


純正塗料で上塗り。

本当は1日経ってからだけど暖機してあったので直ぐに乾いた。



父上に作ってもらったテンション器具でベルト張り。

暖機して乾燥、とりあえず手直し終了。


隣の船がエンジン掛からない。

船業者が来て噴射ポンプ噴射ノズルを交換したがダメ。

で、相談されたので確認。

ボンネットを捲る、タペットクリアランス範囲内。

吸気側を外すとバルブが見えるYS型なのでチェック。

プーリーからクランクシャフトを回すと…

バルブが開き吸気が完了して圧縮に入ると、ススス〜と音がする。

バルブ周りに泡状になるクリーナーを塗布して再度回す。

すると、圧縮に入ると泡がブクブク。

ああ、完全に漏れてる。

カーボン噛みかバルブの損傷か。

とりあえずヤマハのカーボンを溶かすクリーナーを塗布し暫く放置。

そしてエンジンを掛ける。

残念ながら圧縮回復せず。

バルブ交換かすり合わせか。

どっちにしてもヘッドを剥がすのだけど、ガスケットがあるかどうか。

部品があればどうとでもなるんだけど。

オーナーに部品確認してもらうってことで本日終了。

ちょっとお出かけ。

廃船置き場に謎の船。

ソーラーボートなのですね。

どんな活躍をしたのか、それは…検索してくださいね!





2021年4月14日水曜日

リギンチェックしてみた


バックステーやサイドステーのテンションチェック、全部規定値でした。

何をもって規定値かと言われると困るのですが・・・

今まで人に聞いた事を纏めると

1 ワイヤーの破断荷重(ブレーキングロード)の15%が基準
2 破断荷重はワイヤー径の2乗x80(ex 6mmだと36*80=2880kg)
3 なので6mmなら、430kgぐらい
4 セーリングして風下側が緩ければもう少し締める
以上、沖野島マリーナの記事より

4については、緩い状態でタックした時にマストの振れが大きくなって、折れてしまうと
ヨットビルダーの方が記事にされていました。

とはいえ、ガチガチに締めれば良いかと言えば・・・

その昔、仲間から電話があり「リギン調整してるんだけど、全然締まらない」と。

ワイヤーが伸びているのか?と心配になり、船屋でリギン類を作ってもらった。

が、改善されず。

おかしい、何かおかしい。

調べたら、オンデッキだけど、マストサポートが入っていて、それを支える底面が

腐食していたらしく、締めるとデッキもサポートも下がっていた・・・

「それもっと締めてたらハル突き抜けてたんちゃう?」

そこまでターンバックル締められへんやろ!

せやなー!せやなー!多分そやなー・・・ほんまか?

あまりにも怖い話で、皆その先の事まで考える事を止めた(笑)

底面をキチンと修理してバッチリになったそうです。

怖い怖い、リギンは怖い。

 

同じヨットマンと思われたくないな(頭の...3回目)

 先週の土曜は早目に仕事が終わったので船へ。

荷物を置いたら、晩御飯に。


空が美しい



美味しく一人で頂きました!

で、翌朝5時に出発して明石まで日帰りの予定が・・・

寝坊した(笑)



とりあえず遅れたけど出航・・・風が無くなったので諦める。

ターンしますよ!


さてさて・・・港に戻ったら

いつもの問題艇が神戸方面からやってきた。

(今回は名前消しておくわ)

港で静かにしてくれたら別にとやかく言う事でもない。

が、いつも騒ぐ。

もう少し静かにしてくれないか?

注意したら静かになったが、今度は楽器演奏始めた。

何考えているのやら。

その後、堤防にテーブル出して食事を始める。

問題はその後!

大きな声で「ゴミ捨ててきて」とクルー?に言うと・・・

ゴミ持って市場へ行った。

ちなみに、市場にゴミ箱は置いてあるが、それは全部お店の人用。

買い物客がゴミをドンドン捨てていくので、全部鍵付きのカゴになった。


信じられない人は泉佐野漁協をgooglemapのストリートビューで見てほしい。

過去の映像と見比べると分かります。

鍵付きのカゴに全部変わってます。

で、手ぶらで帰ってきた。

どっかに捨てたんやろ。

どないなってんねん?

普通、クルージングに行ったらゴミは持ち帰るだろう。

頭おかしいんちゃうか?


尚、ホームポートは漁港の中なので、漁が有る日は漁船優先。

入出港が規制されるので、係留艇は皆気を使う。

この船も何度か港のメンバーに注意されているのに、時間を守らない。

前回は13時半から入出港禁止なのに13時28分に出たらしい。

丁度その時に、港外にいたんだが漁船団が入る時に出てきた。

この状況、漁師さんは必ず漁協に「ヨットが出てきた」と苦情を言う。

漁協から注意されるのはウチのメンバー、今まで何度かハガキが送られた。

事故起こして港に救急車が来た事もあった。

当たり前だけど

・他所の港に入ったら、人がいる場合一声掛ける

・規制時間がある場合は厳守

・ゴミは持ち帰る

・騒がない

これだけ守れたら皆気持ちよく遊べるんじゃない?

今現在、漁協からは「許可艇以外係留禁止」の通達が出ています。

原因は誰が作ったんやろね?