2019年5月20日月曜日

ヤンマー2GM 白煙対策の結果

前回、白煙対策としてオイルグレードを変えた

10w-30から20w-50に。

かなり硬いオイルだけど、始動は一発。

このオイルを入れてから半月が経ってから始動時の白煙はかなり解消された。

それでも2500回転を越えるとまた薄い白煙。

オイル下がりは粘度上げて解消されたようだけど、リング周辺のカーボン噛みぽい白煙は直らず。

で、ネットで評価の高かったオイル添加剤を試した。

http://d1-chemical.com/product

D1ケミカルのSOD-1plus

ネットで買ったけど、オートバックスでも手に入るそうです。

で、これを入れて2週間。

毎週出航、そこそこエンジンを回す。

始動時の白煙なし、回転を上げても全然出ない。

いやぁ、色々な添加剤試したけどこれはええわ。

注意書きに白煙出てるディーゼル車には使わないでって書いてあったけど使った(笑)

なので、人にはオススメしません。

でも薄い白煙が治まったのは嬉しい。

暫くはこれで様子見してそれからの結論かな。

50時間運転後にまたオイル交換し、冬になってどうなるか?

それで解消されていたら大きな声でお薦めするよ。

まだ人柱状態(添加剤ね。オイル下がりは確実に粘度上げで止まる)だから乞う御期待!

小笠原御一行、帰港

楽しいクルージングだったようです。

3人とも元気に帰港。

ただ天気が今一つ、荒れた日も多かったとか。

それでも小笠原に行って帰ってくるって凄い事だと思います。

僕は毎日、衛星メールを貰いそれを地図にプロットしてお知らせしていましたが、

行ってる気分になる不思議。


往路は南に流れる黒潮に乗る。

大蛇行がどうなっているのか不明の中、少し東に向けるのが早かったか?

少し押された模様。


復路は黒潮特急に乗り、一気に北上。

愛知の手前で分流に乗って、紀伊半島をぐるり。

AISも受信出来るようになると一安心。

毎日オケラネットのチェックインで存在確認も出来ました。

2日目には7MHzで交信も出来た。

無事帰港はしましたが、途中でATUの具合が悪くなり釣竿アンテナを諦め、

予備で積んでおいたモービルアンテナを使っていた。

なので早速の修理。

配線異常なし、コントローラー本体を開封、焼けた部品も無い。

チューナー本体を開ける。

おや?水滴・・・

いや、錆が出てる!

水の進入原因はHOT側の碍子の緩み。

そうと分かればまずは乾燥。

次に歯ブラシで錆を落とす。

クリーナで流し、CRCで残った錆を溶かし、もう一度ブラシかけてクリーナー洗浄。

シールドケースはサンドペーパー+CRC。

とりあえず足の間に何も無い。

で、仮組みして動作チェック。

チューンしたらキチンと動いた。

組み立てて、碍子は貫通ボルトの穴をコーキング。


小笠原土産のKAIZINさんのTシャツを早速着ていますw

(KAIZIN:オケラネットコントローラーJD1BBHさん経営のダイビングショップ)

お昼のオケラネットにチェックイン、バッチリです。

僕も自分の船からチェックイン、先日導入したセンターローディングアンテナがなかなか宜しくて。

ダイアモンドが値上げと聞いて急いで買ったんだけど、買って良かったわ。

ATUの方は、とりあえずの修理で直っていますが、やはり足が少し錆びた部品は交換したい。

シールドされたCPU付近は大丈夫でしたが、リレー制御用のトランジスタアレイが少し心配。

2003なので日本橋に行けば80円ぐらいで買える。

これを3個とその前後の・・・コンデンサアレイ?

抵抗アレイかと思ったが、基板上には「C」とあった。

回路図見ると「C146」とかあるけど型番が文字潰れで読めない。

CAYF1037ZGO?

検索しても謎のシャツしか見つからない。


この部分なのは間違いない。

ヤエスに聞いてみるしかないかな・・・

何にせよ、兄が無事に帰ってきた事が僕には最高のお土産でありました。

またゆっくりとデッキで飲みながら話を聞きたいな。






2019年5月1日水曜日

ヨットと無線とAIS

プレジャーボート・ヨットに搭載する無線と言えば国際VHFが有効。

これは海保や本船もワッチしているので、3級海上特殊の免許を取れば簡単に使えます。

次にアマチュア無線。

アマチュア無線にはロールコールと言って、定時に連絡し合うネットワークがあります。

有名なヨット向けロールコールに「オケラネット」「どんたくネット」があります。

共に周波数は21.437MHz、時間はオケラがJST1220、どんたくがJST1630です。(JST:日本標準時間)

ロングや近海付近を航行するなら是非とも積みたい装備。

アンテナがややこしそうですが、今はATU(オートマチックアンテナチューナー)ってのがあり、

任意長のワイヤーに電波を乗せてくれます。

なので難しい事は考えなくても大丈夫。

4mぐらいのグラスロッドに電線を粗く巻いて、あとは無線機とATUを繋ぐだけ。

小笠原に行ってる長兄も同じシステムで毎日元気な声を届けてくれています。

サポート局が大きな指向性アンテナ上げているので日本中から見られている(聞かれている)という感じ。


あと、AISね。

このAISについて、やはり何度となく聞かれる事があるので再掲。

AISは基本的に「船舶間」のやり取りで衝突回避します。

お互いに速力・方位・位置を送信し、受信することで相手の位置を知ります。

webにはmarinetrafficfindshipというサイトがあります。

これらは、船舶から出されるAIS信号を【陸上局】が受信し、サーバーに位置情報を集約し、それをマップにプロットしています。

なので、陸上局が電波を受信出来なければプロット出来ません。

長兄が潮岬から離れるとその辺りの受信局へ電波が届かなくなり、AISのwebマップには現れません。

「消えた!」「大丈夫か!」という声を聞きましたが、原因はそう言う事です。

webは基本的に受信出来たら載るという事です。

大海原でもAIS出し続けていれば、本船がエリア内に入ると警報が鳴ります。

逆に相手も警報がなり、互いに注意し衝突を避ける訳です。

尚、大型船につきましては、marinetrafficを見れば分かりますが、satelliteという文字が見えます。


これはAIS用衛星が受信し、マップサーバーにデータを送り表示しています。

流石にclassBのAISでは届かない・・・

というかアンテナが垂直アンテナで地上を沿うように電波が出ているので衛星まで届かない。

八木アンテナでも使って衛星のポジションに向ければ受信してくれるかもしれませんが・・・

一応、サテライトAIS専用周波数と、既存の周波数を受信する衛星が上がっています。

しかしながらプレジャーに搭載するAISはclassBの出力が弱いタイプで、サテライト専用周波数には電波が出せないので、実現するのは無理っぽいね。

というか、そんなアンテナを繋ぐと技適の問題もあったりします。

尚、僕の船にもAISを搭載していますが、搭載後本船に警笛鳴らされる事はずいぶんと減りました。

中途半端な300t未満の船に鳴らされた事は有りますけどね(笑)