2019年11月14日木曜日

バネ屋さんとエンジンの話で盛り上がる

バネメーカーの営業さんが飛びこみでやってきた。

社内でバネは使うのだけど、バネの使用は限定的。

エアニッパの股バネであったり、金型のプレートバネ程度で量産品にバネを使う事は無い。

普段ならそこでお話は終わるのだけど・・・

たまたまオイルキャッチタンクの自作品見て、営業さんが「オイルキャッチタンク?」って聞いて、

そこから車の話や船のエンジンの話で盛り上がる。

聞けば、営業さんもエンジンいじりが趣味らしい。

バルブスプリングとか社内で自作して入れ替えたりと。

そんな流れで先日の白煙の話になった。

ディーゼルエンジンにも知識があるようで、「ええ、よく実家の農機の整備させられました」だって(笑)

なんだ、ただの物好きじゃないのか、農家のボンか。


オーバーヒートから白煙が目立つようになったんですよねって話に

「圧縮あるならピストンやシリンダーライナーは大丈夫でしょう。

農機なんて、エンジンのエの字も知らない爺さんがブン回す事もあって、耐久性は凄いですよ。

横向こうがひっくり返そうが動くエンジンもありますし。(聞いた事ある話だわ)

なので、恐らくそこ以外でしょう。例えばバルブステムシールで有ったり、噴射ポンプの圧とか」

いきなり核心を突かれた。

正解!

噴射ノズル計測したら圧が下がっていて・・・

「それはバネの劣化でシムが必要になったんでしょう。

オーバーヒートで中のバネが焼きなましされて弱くなったと思いますよ。

シムなんて0.1で数キロの噴射圧変わります。

なましたバネなんて反発力弱くなりますからね。

150度が金属としての限界温度だし。

あと、そうなるとステムシールのゴムもやられますよね」


半年前に営業に来てよ!半年前に教えてよ!

で、2GM20の件を話したら、笑ってた。

まぁ、そんなこんなでバネ屋さんとお話してモヤモヤが一気に晴れた。

たまには違う業種の人と話すのも知識のチャージが出来てよろしおます。


結論:薄い白煙は噴射ノズルチェックせよ






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