バネメーカーの営業さんが飛びこみでやってきた。
社内でバネは使うのだけど、バネの使用は限定的。
エアニッパの股バネであったり、金型のプレートバネ程度で量産品にバネを使う事は無い。
普段ならそこでお話は終わるのだけど・・・
たまたまオイルキャッチタンクの自作品見て、営業さんが「オイルキャッチタンク?」って聞いて、
そこから車の話や船のエンジンの話で盛り上がる。
聞けば、営業さんもエンジンいじりが趣味らしい。
バルブスプリングとか社内で自作して入れ替えたりと。
そんな流れで先日の白煙の話になった。
ディーゼルエンジンにも知識があるようで、「ええ、よく実家の農機の整備させられました」だって(笑)
なんだ、ただの物好きじゃないのか、農家のボンか。
オーバーヒートから白煙が目立つようになったんですよねって話に
「圧縮あるならピストンやシリンダーライナーは大丈夫でしょう。
農機なんて、エンジンのエの字も知らない爺さんがブン回す事もあって、耐久性は凄いですよ。
横向こうがひっくり返そうが動くエンジンもありますし。(聞いた事ある話だわ)
なので、恐らくそこ以外でしょう。例えばバルブステムシールで有ったり、噴射ポンプの圧とか」
いきなり核心を突かれた。
正解!
噴射ノズル計測したら圧が下がっていて・・・
「それはバネの劣化でシムが必要になったんでしょう。
オーバーヒートで中のバネが焼きなましされて弱くなったと思いますよ。
シムなんて0.1で数キロの噴射圧変わります。
なましたバネなんて反発力弱くなりますからね。
150度が金属としての限界温度だし。
あと、そうなるとステムシールのゴムもやられますよね」
半年前に営業に来てよ!半年前に教えてよ!
で、2GM20の件を話したら、笑ってた。
まぁ、そんなこんなでバネ屋さんとお話してモヤモヤが一気に晴れた。
たまには違う業種の人と話すのも知識のチャージが出来てよろしおます。
結論:薄い白煙は噴射ノズルチェックせよ
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