昨日は先ず冷却系統を確認。
サーモはちょっと古くなっていたけど、お湯に漬けたらキチンと動きました。
ややスケールが着いていたので、サンポールを掛けて溶かし水洗い。
結構、ゴミが噛んでいたようです。
経路もサンポールを流す。
上下のホースを外し、別のホースをつけ下はバケツで受けてサンポールをサーモ上から流す。
サーモを外しているのでエンジン内に入ります。
暫く流すと下からサンポールと泡が出てくる。
上からも出てくるので、ホースをコーキング用ノズル(新品)で栓にする。
30分ほどして水を流すと真っ黒の水と泡が出る。
サーモ無しで一旦組み上げてエンジン始動。
最初若干の泡がありますが、すぐに消える。
排水量は少し増えた。
が、白煙は変わらず。
サーモセットし、水周りは終了。
次に噴射ノズルを外す。
ノズル下のチャンバーにパーツクリーナーを掛け、紙ウエス+割り箸で清掃。
細い針金で突くと、穴はキチンと通っています。
で、ノズルテスト。
テスター買ったのでセットし、圧を掛ける。
YOJI艇の長兄に手伝ってもらい数値読みをお願いした。
「チュッ!」という音が鳴った瞬間「120!」
え?それは低すぎるわ。
噴射タイミングが合っていたとして、上死点で空気圧縮する前に吹いたら燃料ごと圧縮する。
すると白煙になるそうだ。
これは僕がエンジンに詳しい人に聞いた話。
逆にタイミングが遅かったり、ノズル噴射圧が高過ぎて噴射が遅れると燃えきれず黒煙になると。
話と数値が物語る。
「これは早い」と。
ノズルを分解すると0.1の調整シム1枚。
マニュアルによれば+0.1で+10kgだそうで。
あと0.5足さないといけません。
後日部品買ってきてからかな?と思ったが、とりあえずボルト用ワッシャー入れてみる事にした。
長兄の船はネジ屋さん並にネジがある。
いつも分けて貰って助かっています。
厚み0.8と書かれたワッシャーを装着。
数値的には+0.7なので190kgになるんだけどこれで黒煙になれば正解が導かれ先に進める。
再度ゲージにセットし圧力をかける。
120じゃ出ない、140越えても出ない、160でも・・・次の瞬間「175!」
おお。、上限値イッパイだが範囲内。
精密な部品じゃ無いワッシャーだけに下振れしてた?(笑)
尚、テスト写真はなし、軽油で汚れてカメラ持つ気になれず。
一応、買った時の写真がコレ。
1万円で中国から送ってきた。
付属の接続管はヤンマーに合わなかったので。工具屋さんで1800円で買ってきた。
30分ほどでノズルを組み上げる(トルクは2kgf≒20N)
デジタルトルクゲージでキチンと測定しました。
エア抜きしてエンジン始動。
水やガス漏れを確認したいので長兄にエンジン始動をお願いする。
「おねがいしまーす!」
いつもより1~2秒長いセルモータの後にエンジンは動きだす。
キャブクリーナーが入っているので若干白煙が出る。
アイドリングで少しの白煙となる。
これは間違いなくオイル下がり。
オイルを固くしたら出なくなるので確認済み。
そして回転を徐々に上げる。
2000回転で長兄にどうでしょうか?「無い」
2500回転「無い」
一気に3000回転まで回した、前はモウモウと出ていたが「無い」
白煙対策完了です!
色々悩んだけど、結局シリンダ・ピストンに異常なく、ノズルだった。
エンジン下ろさなくて良かったよ。
ただ、ピストンリングは余ったけどね。
噴射ノズルの中にはスプリングが入っているので経年劣化でバネが縮んだり反発力が減るんでしょう。
次の整備ではバネを新品に変えてみようと思います。
これで一旦は作業終了。
次はオイルさがり対策でステムシールの交換ですわ。
1 件のコメント:
REDSUN、写真のノズルテスターは、どこに頼めばかえるのでしょうか?
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