2019年12月2日月曜日

ディーゼルエンジンの白煙対策のまとめ(備忘録)

おさらいの為に文章化。

ガソリンエンジンは空気と気化したガソリンを混ぜて圧縮し、上死点で「点火」して燃焼。

その力でピストンを押し下げてクランクを介して回転力に変換。

ディーゼルエンジンは空気を圧縮し高温になったところで軽油を噴射し燃焼。

その力で(同上)

ガソリンエンジンは点火タイミング、ディーゼルエンジンは噴射タイミングが大切。


ディーゼルは先に書いたように空気を圧縮して高温にする。

そこに燃料を噴射するのだけど、燃料の流れは

噴射ポンプ

配管

噴射ノズル

シリンダ

となる。

Q:噴射ノズルの圧がずれると何故白煙になるのか?

A:ヤンマーGM系の場合、噴射ポンプで圧縮された燃料が上死点で170kgf(16.6MPa)掛かる様に設計されている。

上死点付近でノズルから噴霧されると一番良いタイミングで燃焼するのだが、ノズル噴射圧が落ちると、

空気が圧縮中にノズルから噴霧され燃料が圧縮中に燃えて白煙となる。

なので、規定通りの圧にすることで正しく燃焼し綺麗な排気となる。


ノズルタイミングのズレによる白煙は

・薄青白い

・灯油ストーブ消した時の様な臭い

オイル下がり/オイル上がりによる白煙は明らかに白く、太陽光による影がオレンジ色が掛かったように見える。

あと、オイル消費量が断然多くなる。

白煙対策の順として

1 オーバーヒートの症状はないか?

2 燃料に水分は含まれていないか?(冬場に増える、出たものが直ぐに消えあまり拡散しない)

3 燃料噴射ノズルの噴射圧の低下は無いか?

4 燃料噴射ポンプのタイミングのズレはないか?

5 オイル上がり/オイル下がり

恐らくこんな感じ。

リングへたったんやろか?って船がノズル圧調整で白煙が収まってしまうと、

オイル上がり/オイル下がりをいきなり疑うのは愚作であるなと感じた。


ええ、ピストンリングとかオイルパンパッキン買っちゃいましたよ・・・

どうすんのこれ?

お守りかな。。。

2 件のコメント:

yojimaru さんのコメント...

白煙→オイル→ピストンとピストンリングしか思いつかなかった。
確かに燃料関係も疑って見る必要があるんですね。勉強になりました。

woz さんのコメント...

やはり何でもは出来ません。キチンとエライ人に聞いてみるのも大切です。
まぁ、聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥とも言いますので、今回はエライ先生に感謝です。
一番はあれだけ始動に時間が掛かったエンジンがほぼ一撃でスタートするという事に感動でした。