2019年12月16日月曜日

追加作業(volvopenta 2002)

前回の噴射ノズル修理は殊の外良かったようで、一泊でクルージングに行かれても問題なかったようで。

僕も家の大掃除を先週に殆どやって今週は港でノンビリ・・・

50ftクラスのオーナーさんから白煙について相談されていたので、ちょっと高級マリーナに顔を出す。

いやはや、緊張するわぁ。

浮き桟橋に電子ロック付の扉、何度来ても感動。

周りの船はボートですら見上げる高さ。

で、4JHのターボ付きですが、まずはタービン清掃したらどうでしょうか?という話から、

ブロアクリーンをする事に。

洗浄剤と水を用意しエアクリの穴からチョイと入れてみる。

若干薄くなったかな?

何度かキチンとやっている内に綺麗になるといいなぁ。

ケミカル使う作業は一発解消って少ないので日にち薬だと思ってる。

とりあえず今後様子見で、暫くして変化が無いようならノズルやステムシール考えましょうって話に。

で、自分の港に戻り船の片付け。

ってそう沢山する事は無いけど、トイレ掃除とシンク掃除。

そうこうすると長兄兄者がクルージングから帰ってきた。

エンジンは始動性も良く問題なかったそうな。

ところで前回のモレの件の銅ワッシャ入れて無い方も今日入れる?で作業開始。

30分ほどで完了したが・・・

燃料リターン配管の先端で少し燃料が漏れる。

銅パッキンの代わりにゴムパッキンが入ってるんだけどどうも硬化して効果なし。

あと、ネジも緩い。

全バラシして確認したら、リターンが燃料フィルターに戻るんだけど、そのネジが潰れている。

タップ立ててもダメぽい。

ならヘリサート作業か?

と思ったが、今日中に済ませたい。

燃料フィルターにねじ込みブッシングで段付きにしてある部分を外しSUSのM6ボルトを裏から刺す。

ネジを回せばネジ山は殆ど修復される。

但し、先の部分が掛からないのでネジはやはり甘い。

長いバンジョーボルトに替えれば良いのだけど・・・

バンジョーボルト

どこでも売ってるものじゃない。

ならば・・・造る!

その場で作業開始。

元のバンジョーボルトより長いボルトを用意し、ヤスリでネジ部を落す。

「○」を「D」みたいな形にする訳。

そうするとその隙間から燃料は戻る。

ネジに穴あけるのは流石に大変だし(笑)

バンジョーアダプタの中央から下までヤスリで落し、ナットでネジ山修正。

バンジョーアダプタ


これで完了。

シールテープ巻かないとネジなんて密が無い所にヤスリで1面落せば・・・すかすかです。

少し長くなったので、キチンとネジも閉まり燃料漏れも止まった。

これで安心して乗れます。

去年の12月から始まった兄者の船の整備もこれでひと段落となりました。

2019年12月4日水曜日

今年の応援作業一覧と来年の抱負

B艇

・エンジンマウント交換

・ウォーターポンプ修理

・噴射ノズル整備

・アクセルレバー改造修理

・電装系チェック

・タペット調整


L艇

・オートパイロット修理


C艇

・オートパイロット修理x2


F艇

・オーバーヒート修理・冷却回路洗浄


Y艇

・ロングワイヤーアンテナ設置

・ATU修理

・舵取り付け

・噴射ノズル整備


H艇

・スタンチューブ調整


結構やった。

多分忘れている細かな作業もあるんだろうけど。

来年から兄者が作業の受付窓口になるそうだ(笑)


ショートのクルージングは行ったが、ロングは悪天候に見舞われて最低最悪の大型連休。

来年はもっと沢山船を走らせたい。

とはいえ、暖かくなるまでにヘッド解放したいんだけど・・・

何だかそのままで良い気がしているので、先延ばしにしようかなと思ってる。

少し早いですが、皆様良い年をお迎え下さい。


2019年12月2日月曜日

ディーゼルエンジンの白煙対策のまとめ(備忘録)

おさらいの為に文章化。

ガソリンエンジンは空気と気化したガソリンを混ぜて圧縮し、上死点で「点火」して燃焼。

その力でピストンを押し下げてクランクを介して回転力に変換。

ディーゼルエンジンは空気を圧縮し高温になったところで軽油を噴射し燃焼。

その力で(同上)

ガソリンエンジンは点火タイミング、ディーゼルエンジンは噴射タイミングが大切。


ディーゼルは先に書いたように空気を圧縮して高温にする。

そこに燃料を噴射するのだけど、燃料の流れは

噴射ポンプ

配管

噴射ノズル

シリンダ

となる。

Q:噴射ノズルの圧がずれると何故白煙になるのか?

A:ヤンマーGM系の場合、噴射ポンプで圧縮された燃料が上死点で170kgf(16.6MPa)掛かる様に設計されている。

上死点付近でノズルから噴霧されると一番良いタイミングで燃焼するのだが、ノズル噴射圧が落ちると、

空気が圧縮中にノズルから噴霧され燃料が圧縮中に燃えて白煙となる。

なので、規定通りの圧にすることで正しく燃焼し綺麗な排気となる。


ノズルタイミングのズレによる白煙は

・薄青白い

・灯油ストーブ消した時の様な臭い

オイル下がり/オイル上がりによる白煙は明らかに白く、太陽光による影がオレンジ色が掛かったように見える。

あと、オイル消費量が断然多くなる。

白煙対策の順として

1 オーバーヒートの症状はないか?

2 燃料に水分は含まれていないか?(冬場に増える、出たものが直ぐに消えあまり拡散しない)

3 燃料噴射ノズルの噴射圧の低下は無いか?

4 燃料噴射ポンプのタイミングのズレはないか?

5 オイル上がり/オイル下がり

恐らくこんな感じ。

リングへたったんやろか?って船がノズル圧調整で白煙が収まってしまうと、

オイル上がり/オイル下がりをいきなり疑うのは愚作であるなと感じた。


ええ、ピストンリングとかオイルパンパッキン買っちゃいましたよ・・・

どうすんのこれ?

お守りかな。。。

2019年12月1日日曜日

2機ほど整備した(噴射ノズル)

先日から気になっていた長兄の2GMの白煙、整備してスッキリしましょう!

薄い白煙は僕と同じ症状。

尚且つ、オイル交換もマメにされているので恐らく噴射ポンプでしょうから直ぐできますよ?と。

昨日は大阪マラソンだったので、電車移動する。

いつもより遅く入ると兄達は既に船に。

「噴射ノズル調整すんで~」

工具とテスター持ちこむ。

外すのは

・配管

・エアクリーナー

・ノズル

これだけ

配管の押さえ

噴射ポンプ上の配管


エアクリーナと配管外す

ノズル抜きました

薄いサビとカーボン

ノズルテスターにセット

軽くサビを落してから塗装

測定結果は2本とも13MPaぐらいで噴射していた、16.6MPa(170kg)にしたいので、シムは0.3を足す。

シムは先日買っておいた。

セットで売っていたので調整は楽。

奥側インジェクターの止めネジが一つ緩かった。

取り付けはトルクレンチを使って締める。

さぁ、試運転。

「どないですか?」

「出てないぞ!」

「回転上げます、どないですか?」

「でぇへんがな!スッキリや!」

いつも万全の状態にしておけば悪くなった時に早目に気がつく。

放置しておくと「こんなもんやろ」で具合の悪い事の兆候を見逃してしまう。



さて、2時間ほどで終わってしまったので・・・

「兄者のエンジンもやろか~」

volvo2002です。

整備性抜群の4面解放。

前置きの利点ですね。

機械的にもシンプル。


これも作業は同じ。

但し、ノズルが固着して抜けなかった。

CRC入れて暫く様子見。

回転させながら小一時間、やっとこ抜けた。

残念ながらこの時点で燃料まみれなので写真が有りません。

ノズル先端はカーボンが溜まり過ぎていた。

カーボンフラワーまではいかないけど。

ヤマハのキャブクリーナー(泡)で洗浄。

一気に溶けます。

そしてテスターに乗せる。

1本は規定圧だが、パターンが悪し。

もう一本は少し圧が低いがパターン良し。

調整しようとノズルをバラそうとしたが・・・固着で動かない。

下手にボディ痛めてもいけないのでこのまま洗浄だけで組立しましょう!と。

で、組んでみたら・・・

ノズルからガス漏れ。

完全に圧縮漏れの状態。

締めてもどうもおかしい。

スタッドボルトが甘い。

M8のボルトの交換しよう!

で、締めるも少し漏れてる。

パッキンがアカンな。

かといってパッキンは無い。

無ければ造れば良いじゃない。

ヤンマーの銅パッキンをボルトに入れてナットで挟む、それを電動ドリルに咥え回転しながらヤスリで削る。

簡易旋盤です。

22ミリにしたら丁度のサイズ。

それを入れて締めたら圧縮漏れは直った。

というか、今まで30秒ぐらいクランキングさせていたエンジンがものの数秒で始動。

スパッと一発です。

兄者喜んでました。

顔には出しませんが・・・・

ゴチになりました!

めっちゃ飲みましたわ(笑)

ただ、今後の事を考えるとどこかでインジェクターチップを交換したい。

固着もあるのでホルダーも必要。

恐らく炙らないと緩みそうにない。

そうなると・・・本職にお任せの方が良いかも?

とまぁ、色々相談していたらかなり深酒に。

volvoは色々高過ぎですわ、ホンマに。

さて。。。

これで今年のヨット生活は終了。

来週から家の大掃除しないと。

年末だけ「お父さん」です(笑)


2019年11月26日火曜日

航海灯更新、JCIに質問する

両色灯の口金が腐蝕していたのを直したのは3年前。

今のところまだ点灯するので大丈夫だけど・・・

いつまた接触不良になるか?と心配で、この冬の整備項目として入れておいた。

一応、修理の方向で口金をまるっと交換する予定。

ただ、あまりにも内部状態が悪いなら更新もありかなと価格を調べたら、今は電球タイプが売っていない。

販売しているところはLEDタイプばかり。

小糸か伊吹。

そこでJCIにこんな質問をしてみた。

「航海灯の更新を考えているが、両色灯のみ新品、LED化するのだけど良いのか?」と。

暫し待たされJCIからの回答は


『取り替えで混合になるのは問題ありません。但し、必ず検定品でお願いします』との事。

JCI大阪支所からの回答です。

なんだ、混合でも良いのか。

となると・・・

切れたら上るのが面倒なマストトップの全周灯を先に替えたいな。

woz号は何故かバウに両色灯があるにも関わらず、マストトップは三色灯がついている。

ウインデックスが付けられるタイプ。

加工が一番楽、スペースを取らないって事なんだろうけど、ここをLED化出来たらどれだけ楽か。

三色灯撤去し、全周灯に交換、ウインデックスの台座を取り付ける。

この作業と「登って電球を取り換える」の作業頻度を天秤にかけた場合の費用対効果、悩みどころ。

何せ高いところ苦手なので・・・

いつも長兄が登ってくれているので、来年からロングに出られると自力になります。

緊張しすぎて足がプルプルして翌日筋肉痛ですし。


というか、一番良いのはそのままでLED化。

電球から交換出来る「桜マーク付LED電球」を売って欲しかったな。

マジで。

2019年11月25日月曜日

和歌浦での出来事

夜、宴会中に小学生が船にやってきた。

とても礼儀の良い少年で色々船について質問された。

興味がある様です。

いつかヨットマンになってくれたら良いな。


翌朝、幼い子を連れた家族が散歩。

幼い子もヨットに興味がある様で。

お母さんも居たので幼い姉妹をデッキに乗せて写真を1枚。

姉妹はニッコリ、お母さんもニッコリ。

なかなか経験できる事じゃないからと。

もっとオープンに裾野広げてヨット乗り増やさないと!

とはいえ、今のご時世勝手に乗せたら犯罪者扱いされるので、キチンと保護者の許可または

同伴で行動しないとエライ事になります。


到着した23日はTVの撮影だったらしい。

出川哲郎さんと森三中さんが原付で旅する番組とか。

TV見ないので何の番組か分からないけど・・・


帰路、地元ラジオを聞いていた。

天気予報ながれるかなと。

天気予報に続いて「人形のをぐらや」提供の番組が始まる。

MCの名前と声が僕の記憶をかき混ぜる。

ガラッと開いた引き出しから大学時代の友人が出てきた。

検索したら本人でした!

和歌山の駅前で老舗人形点の社長をされていました。

写真も拝見、昔と変わらぬ姿でした。

提供し、自分でMC勤める、大したものだ。


ヨットに乗ってからの縁って色々あるけど、殆どが良いですね。

一部そうでない事もありますが、それは自身の姿勢の問題か。

ちょっと「へんこ」(関西弁で変わり者)やしなぁ。

和歌浦は良いところ!兄弟はやっぱり良い!

中華そばを食べるのを第一目標に和歌浦を目指す。

正しくは「新和歌浦漁港」

広い海面で船は沢山泊められる。

但し、一日25円xm

とはいえ、10m級で250円、オーバーナイトしても500円です。

フィッシャリーナの浮き桟橋なら80円 x mです。(ftじゃないです)

漁港ならタダでいいじゃん?的な人もいるだろうけど、港は綺麗だしトイレはウォシュレットまである。

設備を使う側としては払うに値する価格です。

海の駅で1泊したら数千円って設定と比較したら良心的。

僕はホームポート外に舫ったらその地域が多少なりとも潤うようにお金を落す必要があると思ってる。

なので、場所に困らない・綺麗・適正価格って感じでオススメです。

但し、広すぎなのと開口部が少々広いので波風の方向によっては港内がばたつきそう。

詳しくはこちら

ベイサイド和歌山(リンク)


さて、時系列で。

11/23

地元駅で兄者をピックアップ。

阪神高速は湾岸線工事なので堺線経由で。

到着後準備をして出航。

燃料入れてオイルチェックして冷蔵庫の電源入れて暖機して舫いを外せば航海の始まり。


関空橋下はベタベタ




友水越えたらセーリング出来る風が吹いた


太平洋はキラキラ!


港に舫い、プシュッと乾杯!


そのあと、地元スーパーへ買い物に。

徒歩15分ぐらいです。(スーパーゴトウ)

中華そば「まるき」で早目の夕食の後は、銭湯に入りノンビリ。

船に戻り宴会開始、長兄はいつになるだろうか?

AIS情報を見て距離を調べる。

「この船足だと明日朝やな・・・」

となればとっとと飲んで酔って寝て朝早く起きよう!



ビールで乾杯!刺身と惣菜食べて・・・仕上げはoz号「備品」のバランタイン17年物。

未開封なのに中身が減ると言われる不思議なボトル。

飲みきってもまた中身が増えている不思議なボトル。

で、日の出前に目が覚めてAIS見たら長兄は直ぐそこ。

無線で呼んでみる。

元気な声が聞こえた!

闇の中、ひと際高いマスト灯がゆっくり近づく。

白灯台(緑発光)の先はテトラ増設なので灯台を目標に入ってはいけません。

大きく迂回です。

長兄に伝えると「そうか・・・」と。

高知からの帰還でお疲れのようです。

そして舫いを取り、船内でコーヒーを入れ提供。

あとは大好きなチキンとビール、まるきで買っておいた鯖寿司。

一息つかれて仮眠へ。

本当はそのまま出たら友水の潮は最高ですが、タッチアンドゴーは辛すぎ(笑)

仮眠の後、9時出航。

それまでにシラスと梅干を家族へのお土産として購入。


また来ます


友水は逆潮MAXで通過となりますが、-2なので良しとする・・・が!

今年はフジツボの繁殖が異常なぐらい多くて2700回転6.5ktの僕の船は2500回転5ktがMAX。

逆潮に突っ込んだら3kt足らずしか出ない。

右に左に移動しながら反流を探すと5ktまで上がったり。

何とか友水を抜け大阪湾に。

風は・・・無風に。

そして気温の上昇で靄が掛かる。

真っ白

風向は真正面、艇速と同じ=無風

関空橋の手前で大きなヨットに出会う。

手を振ってくれる。

仲良しのセプトさんです。

ターボのクリーニング依頼されているが今日は無理っぽい。

また後日お願いします。

そして入港。

3艇無事に定位置に。

久々に3兄弟が並ぶ。

眠さと疲労があるので、さっと片付けして港を後にする。

堤防から離れたら突然強い風が吹く。

20ktの風だったそうで。

高速に乗ったらポツポツと雨も降りだす。

急な突風、不意の雨に当られる事無くクルージングは終了。

年内の旅もこれで終了。

春まで整備に勤しむとするかな。

(オイルキャッチタンクは空のまま、ブローバイからオイルは出ていないようです)





2019年11月23日土曜日

中華そばクルージング

和歌浦までラーメン食べに行ってきます。
快晴ベタ凪、エンジンで!
新設したオイルキャッチタンクのテスト兼ねて。今夜は長兄が四国帰りで合流かな?


2019年11月22日金曜日

いつも利用するebay(外通の話)

ebayで明らかに日本で買うのと値差が大きいものをちょくちょく買っています。

特にvolvopentaのパーツや日本製で無い物は重宝します。(兄の船用が殆どなんだけど)

この先必要になりそうなものを幾つかピックアップ(備忘録的な)



サイドマウントコントロール(20857+送料)

CH-2100(seastar、teleflex同等品)

先日直したシャフトのスプラインが舐めた物と同じ

国内で買うと何故か9万円ほどします




ヘッドガスケット(4039+送料)

859094、840328(2002用)

近いうちに一度ヘッド周りの整備をする時に必要になるかと。

送料込みで6000円までで収まるなら・・・安いんじゃないかな?




オートパイロット(44540+送料)

ST2000+

予備が不調なのでもう一台欲しいと思う。

ただ、こういうのを外通で買うと修理に困る。

自分の場合、一部は自分で修理するので選択肢として外通も有りにしています。

2万円ほど安いならそれもありじゃない?

ちなみに故障原因のジャイロやモーター、ベルト類も手に入ります。




エア抜き用のニップルと潤滑剤を入れる為のキャップが付いている。

もしかして純正パーツより使い勝手が良いのかもしれません。

値段はvolvo純正と同等で割安感は全く無い。

送料分高い。

それでも今使用中のPSSよりも心惹かれる。

予備一式あるけど、こっちの方が良いかな?と都度思っているので乗り替えもあり。

予備品は放出すれば良い訳で。

こんな感じでebayには良いもの沢山出ています。

納期に1~3週間掛かるってのが残念だけど(安い航空便使うところほど長い)

ただ、追跡番号を振られるので、それを眺めてワクワクする楽しみもあります。

volvopenta2002のウォーターポンプが壊れた時はメカギア含めて全部ebayで揃いましたね。



こんな感じで上手く外通を使うとメンテナンスにも幅が広がるかと。

(注意)

為替リスクがあります。

支払いは安全なpaypal推奨。

コピー品のリスクもあります。

購入する場合は自己責任で。

リンク先は404になる事もあります。









2019年11月19日火曜日

エンジン洗浄、海外勢はこれらしい

サンポールが大阪標準だとすれば、海外標準は「Barnacle Buster」らしい(笑)

動画で見るとなかなか素晴らしい

https://www.youtube.com/watch?v=u4bGiv2MD74 (熱交換器が綺麗に!)

https://www.youtube.com/watch?v=jUGCxpnAXyQ (ポンプで循環)

毒性は無いとかHPにはあるし、そのまま中和せず海に流している。

希塩酸も普通に流せるので、もしかしたら同じ?とは思うのだが、塗装面にも使っているので違うかな。

可能性あるなら金属腐食の少ない有機酸かな?

蟻酸とか酢酸とかクエン酸とか。

風呂場のガラスや蛇口の白い鱗状の堆積物はクエン酸で取れるそうだし・・・

一度使ってみたいが、アマゾンJPで買うとボッタクリ価格なので海外から輸入しかない。

1ガロン3000円ほどだしなぁ。

ちなみにアマゾンJPで買うと3万円する。

これで中身が希塩酸やクエン酸だったら寝込むわ!

船に積むバッテリーの話(メイン)

船に積むバッテリーの大きさ、どのサイズを選んでますか?

さて、この質問に対する回答は・・・

なかなか明確な答は得られない。

載っていた物と同じサイズを買う、概ねそんな感じです。

推奨バッテリーってのはマニュアルにあるのか?

ちょっと調べてみます。


マニュアルには12V70AHとあります。

表には無かったけど、電気回路図には推奨容量がありました。

70AHってどのサイズ?

一般的なバッテリーの表記の「95D26R」などは容量を示している訳ではありません。

上で書いた例の場合

90:性能ランク、数字が大きいほど高性能です
D :短側面のサイズです。JISで決まっています
26:長側面の長さ
R:端子の向き

って事で、実は容量は分かりません。

一応、凡その容量表があります。


70AH以上が推奨ですので、ランク95以上を選択ですね。

あと、もう一つ大切なのが「CCA:コールドクランキングアンペア」

(CCAの詳しい説明は省きます)

セルモーターの始動時に流せる電流量です。

この数値が低いと始動困難になります。

普段12V以上あるのにエンジンの掛かりが悪い、バッテリーが息をつく。

そういう症状はCCAが落ちているそうです。

ちなみにどのくらいのCCAがあると良いかというと、ガソリンエンジンの場合

・660cc 200CCA
・1000cc 260CCA
・1500cc 300CCA
・2000cc 330CCA

ぐらいです。

ガソリンエンジンよりも圧縮比の高いディーゼルエンジンの場合、1ランク上ぐらい丁度良いかな?

セルモータ出力はあまり変わりませんし(1~1.2kW)

寒い時期、始動性が悪くなるのでバッテリーは酷使しがち。

おかしいと思ったら早目に交換されると良いと思います。

尚、始動が悪い場合の対処策で

「若干、アクセルを開ける」というのがありますが、うちの師匠曰く

「ドライヤーで温風をエアクリに送ってエンジン回したら一発だ!」そうで。

何名も実績があるので、冬場の始動性が悪い方はどうぞお試しください(勿論自己責任で)

ベルトに電源線とか絡めないようにご注意ください。

2019年11月17日日曜日

整備の季節に入りましたね



長兄は高知まで先輩のヨットの電装関係を手伝いに船で向い不在。

楽しくやってるんだろうなぁ、ほな僕も楽しくやらんと!

うちの師匠から「日曜日、港の大掃除しよう!」と皆に連絡があり集合。

集合時間10時半って言ってたが、9時前にはぽつぽつ人が集まり掃除が始まる。

とはいえ、前日もされたのでゴミは少ない。

釣り餌の残りや仕掛けを拾ってあるく。

マナーの良い釣り人が協力してくれる。

みんながちょっと気遣いしてくれたらここまで汚れないんだけどね。

にわか釣り師が増える秋は本当に港が汚くなる。


掃除の後、整備時間

1件目

昨日、メールで相談受けた兄者のエンジンコントロールレバーから。

レバーと軸が舐めたらしい。

スプラインが摩耗してただの丸軸になってる。

これじゃ引っかからないわな。

処理として、

1 ロックネジを長いものにする

2 軸にくぼみをつける

3 ロックネジ先端を少し削る

これでキーのようにして取り付け。

仕掛けは十分。

キチンと動くようになった。

舐めた原因は取り付けの不具合。

ベースが内に入り過ぎている。

構造上それしか無かったんだろうけど、長年の使用に掛かりの甘いスプラインが舐めたって話。

試運転中にエンジンを覗く。

謎のカタカタ音、エンジンマウントの止めナットが一つ緩んでる。

エンジンが跳ねるとカタカタいう。

ネジ締めてOK!これでシャフト周りのビルジも減ったそうな。


2件目

自艇のタペット調整


ヘッドカバーをめくる


TDC(上死点)さがす


調整

2GM20はミッション側にタイミングマークを見る窓があるのでここで確認。

隙間は・・・規定値より少し狭いぐらいだったので今回は確認だけで終了。

マメにオイル交換しているので焼けも汚れも少なくて良かった。

蓋締めてエンジン始動でチェック。

前回整備のノズル調整の再点検、白煙ございません。


3件目

人生の先輩だけど、ヨットの弟弟子(師匠が同じ)の船整備の手伝い

僕と仲良くしてくれる方の船を買われたので面倒は見ないといけない。

ビルジが物凄くたまるそうな。

スタンチューブはグランドパッキン仕様。

ちょっと締めたら良いんじゃね?

って事で、船へ。

1秒に1滴以上の速さで落ちてる。

作業のやり方を教えながら調整。

エンジン停止時にほぼ落ちず、かつ手で回る様に調整。

あとはエンジン回して駆動させてシャフトが熱を持たなければ良し。

ほんのり温い程度だったとか。

恐らくエンジンの熱が伝わる程度でしょう。

あと、オーパイの使い方指南。

「行きたい方へ船を向け、ティラーにセットしAUTOを押す、微調整は左右スイッチで。」ただそれだけ。

まぁ、何とも大雑把ではあるが・・・使わないと身に付きません。


4件目

師匠から電話。

オーバーヒートした、セイル入港するから受け止めて!と。

師匠、先々週から少しエンジンの具合が悪くて整備し、解消したと言ってたがまたダメらしい。

とりあえずエンジンを見る。

排水は出ているがエンジン熱々!

これ、バイパスだけ水が通ってるわ。

先ずはサーモを外す。

開いたまま。

水で冷やすと閉じた。

次にインペラの出口側を外す。

手で海水ポンプ回したら水が出る。

この2点正常。

でも、サーモ穴の向こうに溜まった水が下から出てこない。

これ、経路内で詰まってるわ。

一応、ヘッド周りのパーツ持っているのでヘッド分解も視野に入れて準備。

で、サイドのジンクに少々不具合があると聞いたので先ずはそちらから見ると・・・

見事にサイドジンク周辺が塩固着。

新品のジンクが入らなかったそうな。

マイナスドライバーでコンコンと叩いたら2~3個の大きな塊が取れた。

次にワイヤーハンガーを分解・切り出し・曲げて経路を突く。

通りません・・・

カリカリしつつ、灯油ポンプでサーモ穴から水を送ってもらう。

少しづつ水が通りだした。

チョロチョロと出る。

これを何度も繰り返すうちに上から水が流れるようになった。

「ほな、サンポールで溶かしましょう」

最終手段ですが勝負は早い。

ジンクとサーモスタットを外す。

サーモカバー上にホース接続。

オルタネータ横のL型ニップルに排水ホース接続。

中は真水に入れ変わっているので、そのままサンポールを上から流す。

ある程度ホースに入ったら「コーキングノズル」で上のホースに栓をする。


これね。

117さんがくれました!流石内装整備のプロフェッショナル!

化学反応し、泡が出るが栓をする事で内圧があがり逃げ道を探し、経路内を希塩酸が走る。

暫くしたら下から泡が出てきます。

こんな感じ


10分ほどおいて、清水を流す。

またサンポール入れて栓をし、放置。

1回目とは違ったタイミングで泡が出てくる。

放置の後、また清水を流す。

3回目、可能な限りサンポールを流す。

直ぐに栓をする。

下からもサンポールの原液が出てくる。

この時に水回路のバイパスホースはしっかりと握り経路を塞ぎます。

これでサーモ上からインペラ先までの水回路が一本で繋がる。

すると化学反応で発生した泡(ガス)が一気に解放されているホースへ流れ込む。

ドバッとゴミが一度に出てきた。

真水を流しても色々混じってる。

直ぐにホースを繋ぎ、エンジン始動。

排気管から「ブシャー!」と水が出る。

皆が言います「さっきと全然ちゃうがな~」と。

サーモ無しでヘッド温度40度、ジンクとサーモ入れて44度、

エンジンルームの蓋締めたらもう少し上がるだろうけど、50度ちょっとなら安定。

ちなみに、温度計はプレゼント。

4個で1000円程度でアマゾンで買った。

センサーはヘッドのネジ穴に差し込んで割りばしで止めておくだけ(笑)

これでオーバーヒートは解消。

ヘッド剥がす気満々でしたが、まぁそれはまたいずれ。

新品のジンクもキチンと入ってこれで安心。

師匠には「あと1回2回とサンポール流しても良いと思う」とその旨を伝えて港を後にする。

業者ごっこ全開でしたが、来週はクルージングだよ!

ただのヨット乗りに戻ります。


追記
水の流れとサンポール経路と3回目に握って閉じるところ

赤がサーモ閉じた時のバイパスライン
紫が握り閉じたところ(プライヤで握ればOK)
握るとバイパスに流れず、サンポールはエンジン内を通り下に出てくる
緑はその流れ










2019年11月14日木曜日

バネ屋さんとエンジンの話で盛り上がる

バネメーカーの営業さんが飛びこみでやってきた。

社内でバネは使うのだけど、バネの使用は限定的。

エアニッパの股バネであったり、金型のプレートバネ程度で量産品にバネを使う事は無い。

普段ならそこでお話は終わるのだけど・・・

たまたまオイルキャッチタンクの自作品見て、営業さんが「オイルキャッチタンク?」って聞いて、

そこから車の話や船のエンジンの話で盛り上がる。

聞けば、営業さんもエンジンいじりが趣味らしい。

バルブスプリングとか社内で自作して入れ替えたりと。

そんな流れで先日の白煙の話になった。

ディーゼルエンジンにも知識があるようで、「ええ、よく実家の農機の整備させられました」だって(笑)

なんだ、ただの物好きじゃないのか、農家のボンか。


オーバーヒートから白煙が目立つようになったんですよねって話に

「圧縮あるならピストンやシリンダーライナーは大丈夫でしょう。

農機なんて、エンジンのエの字も知らない爺さんがブン回す事もあって、耐久性は凄いですよ。

横向こうがひっくり返そうが動くエンジンもありますし。(聞いた事ある話だわ)

なので、恐らくそこ以外でしょう。例えばバルブステムシールで有ったり、噴射ポンプの圧とか」

いきなり核心を突かれた。

正解!

噴射ノズル計測したら圧が下がっていて・・・

「それはバネの劣化でシムが必要になったんでしょう。

オーバーヒートで中のバネが焼きなましされて弱くなったと思いますよ。

シムなんて0.1で数キロの噴射圧変わります。

なましたバネなんて反発力弱くなりますからね。

150度が金属としての限界温度だし。

あと、そうなるとステムシールのゴムもやられますよね」


半年前に営業に来てよ!半年前に教えてよ!

で、2GM20の件を話したら、笑ってた。

まぁ、そんなこんなでバネ屋さんとお話してモヤモヤが一気に晴れた。

たまには違う業種の人と話すのも知識のチャージが出来てよろしおます。


結論:薄い白煙は噴射ノズルチェックせよ






2019年11月12日火曜日

船の値段が気になる?

船の値段が気になる人が居る。

「幾らで買った?」とかただただ聞きたい人と、「高い安い、幾らなら適正」と判断する人と。

前者は「自分もいつかは欲しいな」的な人が大半、後者は「相場師」的な人か。

確かに、ZONEとしての価格帯は存在する。

しかし状態や装備で変わってくる。

新艇で2000万という船がある場合、例えばマストファーラーにするだけで百の桁で数字が跳ね上がる。

メーカーで作られた状態にドジャーやオーニング、電子機器をここぞとばかりに導入すれば普通車1台分ぐらいの追加費用が発生する。

中古艇でもGPSやレーダー・無線などの装備のあるなし、またその装備の新旧でも変わってくる。

あと、同じ長さでもメーカーやモデルの違いで価格も大きく変わる。

バリバリのレーサーで内装なんて殆どない船と家具職人が作ったかのような内装の船でも大きく値段は変わる。

値段の高い安いだけで話をすると本末転倒、レーサーに豪華家具は要らないし、

キャビンライフを過ごす人にレーサーの様な白い内装は物足りない以前の問題。

なので「A社の船なら1500万で買えるのに。B社の船を2500万で買うのはちょっと・・・」というのは

的外れな話なのです。

フェラーリに乗りたい人に、極楽なリムジンを勧めても要らないというだろう。

その逆も然り。

勿論、金持ちは二つとも持つんだけど(笑)

究極的にもっと言えば、フェラーリに乗りたい人にポルシェを勧めても無駄って事。

300km近い速度がどちらも出せても、フェラーリに乗りたい人は乗る。

ポルシェなら2000万円で買えるよって言われても3000万でフェラーリを買うんだ。

ちなみに、従兄弟が一時期海外でプレジャーボート作って日本に輸入していた時期があったので、

「幾らするんだ?」と聞いた事がある。

その答は「下は3000万、上は青天井」だった。

「一番安いエンジンに一番安い内装なら3000万だ。高くしろと言われたら幾らでも高く出来る。3億にしてくれって言われたら、ステアリングにダイヤモンドでも埋めるよ」ってね

エンジン・内装・装備で値段が簡単に変わるのがクルーザー。

という事で、適正な値段は「自分が乗りたい船に出せる金額」だと思います。

もう一個言えば、せっかくの休みの日に金の話ばかりしてちゃ勿体ない。


*1年ぐらい前に書いて公開しなかったが、何となく出したくなったので公開しました






2019年11月11日月曜日

自作 オイルキャッチタンク

ブローバイからオイルが混じっていないかオイルキャッチタンクを設置しようと思い早一月。

昨日、エンジンに手を入れた時にブリーザーホースを覗いてみた。

何となくテカっています。

オイルぽく見えます。

ではどのくらいなのか?

何でもは出来ませんが、知る事が出来るのに知らないのが一番我慢出来ない性分なので確認する事に。

友人から素敵なオイルキャッチタンクを紹介してもらいましたが、自作魂いや貧乏性が買おうとしない。

会社にあるネジの甘くなったニップルや劣化したホース類があるので「自作」を選ぶ。

一から部品買いそろえるぐらいなら既製品の安いので良いのですが。

まずはガラス瓶。

鉄の蓋に穴を開けてニップルを差します。

止めナットの代わりにジョイントを使います。

ナット代わりだけど裏にもニップルが付けられます。


ほぼ完成!

そのままでも使えますが、ブローバイガスにオイルが含まれていたらが舞うので

少し抑えた方が効果的と思い細工。

銅板の端切れをビンの口より少し小さく切り出して切れ目入れてニップルサイズに穴あけ。

切り口は半田で閉じる。

ニップルに嵌めてホースを差し込む。

完成・・・


これをガラス瓶に装着


一旦ビンの底にガスが当り、ガラスの壁面に沿って流れる。

多少なりとミストが付着して落ちたらエエかな?レベル。

とりあえずこれで様子を見てみます。

配管場所
ブリーザーパイプ上(ブローバイ出口)

戻し口





2GM20 高回転での白煙対策完了

2000RPMを越えてからの白煙が全然よくならなくて・・・

昨日は先ず冷却系統を確認。

サーモはちょっと古くなっていたけど、お湯に漬けたらキチンと動きました。

ややスケールが着いていたので、サンポールを掛けて溶かし水洗い。


結構、ゴミが噛んでいたようです。

経路もサンポールを流す。

上下のホースを外し、別のホースをつけ下はバケツで受けてサンポールをサーモ上から流す。

サーモを外しているのでエンジン内に入ります。

暫く流すと下からサンポールと泡が出てくる。

上からも出てくるので、ホースをコーキング用ノズル(新品)で栓にする。

30分ほどして水を流すと真っ黒の水と泡が出る。

サーモ無しで一旦組み上げてエンジン始動。

最初若干の泡がありますが、すぐに消える。

排水量は少し増えた。

が、白煙は変わらず。

サーモセットし、水周りは終了。

次に噴射ノズルを外す。

ノズル下のチャンバーにパーツクリーナーを掛け、紙ウエス+割り箸で清掃。


細い針金で突くと、穴はキチンと通っています。

で、ノズルテスト。

テスター買ったのでセットし、圧を掛ける。

YOJI艇の長兄に手伝ってもらい数値読みをお願いした。

「チュッ!」という音が鳴った瞬間「120!」

え?それは低すぎるわ。

噴射タイミングが合っていたとして、上死点で空気圧縮する前に吹いたら燃料ごと圧縮する。

すると白煙になるそうだ。

これは僕がエンジンに詳しい人に聞いた話。

逆にタイミングが遅かったり、ノズル噴射圧が高過ぎて噴射が遅れると燃えきれず黒煙になると。

話と数値が物語る。

「これは早い」と。

ノズルを分解すると0.1の調整シム1枚。

マニュアルによれば+0.1で+10kgだそうで。

あと0.5足さないといけません。

後日部品買ってきてからかな?と思ったが、とりあえずボルト用ワッシャー入れてみる事にした。

長兄の船はネジ屋さん並にネジがある。

いつも分けて貰って助かっています。

厚み0.8と書かれたワッシャーを装着。

数値的には+0.7なので190kgになるんだけどこれで黒煙になれば正解が導かれ先に進める。

再度ゲージにセットし圧力をかける。

120じゃ出ない、140越えても出ない、160でも・・・次の瞬間「175!」

おお。、上限値イッパイだが範囲内。

精密な部品じゃ無いワッシャーだけに下振れしてた?(笑)

尚、テスト写真はなし、軽油で汚れてカメラ持つ気になれず。

一応、買った時の写真がコレ。


1万円で中国から送ってきた。

付属の接続管はヤンマーに合わなかったので。工具屋さんで1800円で買ってきた。

30分ほどでノズルを組み上げる(トルクは2kgf≒20N)

デジタルトルクゲージでキチンと測定しました。

エア抜きしてエンジン始動。

水やガス漏れを確認したいので長兄にエンジン始動をお願いする。

「おねがいしまーす!」

いつもより1~2秒長いセルモータの後にエンジンは動きだす。

キャブクリーナーが入っているので若干白煙が出る。

アイドリングで少しの白煙となる。

これは間違いなくオイル下がり。

オイルを固くしたら出なくなるので確認済み。

そして回転を徐々に上げる。

2000回転で長兄にどうでしょうか?「無い」

2500回転「無い」

一気に3000回転まで回した、前はモウモウと出ていたが「無い」

白煙対策完了です!

色々悩んだけど、結局シリンダ・ピストンに異常なく、ノズルだった。

エンジン下ろさなくて良かったよ。

ただ、ピストンリングは余ったけどね。

噴射ノズルの中にはスプリングが入っているので経年劣化でバネが縮んだり反発力が減るんでしょう。

次の整備ではバネを新品に変えてみようと思います。

これで一旦は作業終了。

次はオイルさがり対策でステムシールの交換ですわ。