メンバーとも連絡取りあって、あとは仕事終われば出発!って感じでしたが
残念ながら台風10号の到来で中止です。
無理はいけない。
で、13日は台風対策。
ジブセイルを外し、増し舫い。
オーニングも外しておいた。
まぁ、兄者と二人してやれば各艇15分の作業。
その他、同じ港の人の増し舫いを頼まれていた分をやったり・・・
で、兄者から
「実は冷却水出ないんや」と。
ばらそうか・・・
だって他にする事無いし。
先ずはインペラから先に水が来ているかどうか見る。
ウォーターポンプ(WP)の先で配管を外し燃料を止めた状態でセルを回す。
出てませんね。
インペラがスリップしてるのか?
でも半年前に交換したと。
とりあえず新品に交換。
あかん・・・まだ出てこない。
インペラケースの蓋を外した状態でもう一度回す。
回らない。
あれ?これって駆動してないんじゃない?
VOLVO2002のWPはギア駆動、ヤンマーみたいにベルト駆動じゃないんだよね。
兄者がお持ちのパーツリストを見る。
先代オーナーさんに貰ったらしい。
さて・・・
なるほどこうなっているのか・・・
いや、なんか色々書きこんである。
もしかして、前にも交換した?
ヤンマーも何年かに1回はシール関係を交換しないと水漏れするんだけど、ギアを交換か。
もしかしてギアの摩耗で回っていない?
パーツリストがあれば基本的に構造が分かるので直ぐに分解。
ただし、少し工具の準備が必要。
前置きなので長いエクステつかったソケットレンチが入らない。
ラチェットメガネ、持っていて良かったです。
で、分解して確認。
ギアは・・・
おぅ・・・割れているではないか!というかプラギアなのね。
そしてギアを回そうにも回らない。
謎の固着。
これだけ油で濡れているのに。
スナップリングを外し、シャフトを抜く。
おお、ものの見事にベアリングが固着している。
丸穴に入っていたギアの周り止めのピンもなかなか抜けなかった。
全体的に錆びている。
という事は・・・
シールがやられて少しづつ海水が入ったという事だろう。
このギアボックス自体に大量に油は入っていなかった。
恐らくギアから少量のオイルが垂れてくるんだろ。
シャフトもかなり摩耗している。
原因として考えられるのは、
1 シールの摩耗
2 海水が入る
3 ベアリングが錆びる
4 固着する
5 プラギア破損
恐らくこんな感じ。
そりゃそうと、パーツあるんか?
パーツ表で検索したらリペアキットなるものがあったが、どうやらアウトオブサービス。
廃番のようだ。
外通に頼る。
あるあるw
OEMパーツとか部品集めてパッケージにした物とか。
ebayとpaypalがあれば10年戦える。
優勝やな!
ということで、朝から会社に出社し(誰も居ない)、PCから部品注文。
2週間もすれば届くだろう。
今回は作業工賃分解組立パーツ手配で850円。
大好きな高井田ラーメンで戴きました!
真夏の船内、暑いし汚れるし・・・
でもブログネタを貰えると思えば有難い話ですわ。
それにする事無い時に「何か出来る」ってのが一番うれしい。
する事無くなったら・・・家帰ってアマプラ見ながら飲むしかない訳で。
今回の件、不幸中の幸いは港の中で分かったって事。
クルージングの最中だと大変でしたよ。
乗っても乗らなくても船は手が掛かる。
これは本当に間違いない。
それを楽しみと思えれば、船がある生活は潤うよね。
嫌いな人も居るけれど。
さて、兄者からの質問で「何年持つやろ?シャフトとギア」
答「2年に1回バラしてベアリング交換すれば半永久かも」
僕的にはステンレスベアリングかセラミックベアリングにしたい所。
セラミックベアリングなら海水が掛かろうが何ら問題なし。
でも高い(笑)
メンテナンス個所として2年に1回は解放してベアリング交換とグリスアップ(耐水グリス)が効果的じゃないかと思います。
続く
2 件のコメント:
ボナンザ艇、台風でクルージングが中止になってよかったねぇ。
不幸中の幸いと言うか、災い転じて福となすですね
工具が有っても部品が無いとあきません。
応急処置としてラインポンプってのも有りだけど、流量調整が出来ないから低回転時にオーバーフローした水がどこに行くか?と考えると余り利口なやり方じゃないです。
パーツが無くなったらヤンマーのWPを移植してベルト駆動にすれば良いかなと思います。
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