2018年10月28日日曜日

アンタルのウインチ整備

出航するも弱かったり強かったり、風が安定しない。
タック返して引きこんだらウインチが回らない。
あ、噛んだわ・・・

帰港してウインチ整備です。
何やってんの?って言われるんですが、デッキで分解する時は必ず箱で囲います。
ポロっと部品が落ちても回収率あがります。

では分解
必ず箱で囲います

リングを外します。
antalのウインチのこのリング、精密ドライバマイナスでちょいと浮かせてラジペンで掴んで、あとは回していくと外れます。

トップキャップはテープでつり上げる


ネジを外す

割金具外す

セルフのネジも除去

これが割金具

パカっと

部品は低い所に並べる

樹脂カラーに丸棒の簡易なローラー、回りません

中カバーのネジを外すと歯車登場。これがラチェット、自転車のハブと同じです

歯車の溝を掃除。僕は段ボール片を使う。
硬さも丁度だし、隙間に入るし、クリーナーも吸う。

これがラチェットスプリング、飛ばさないように。
分解時は囲って!

あとはグリスアップして、分解の逆手順で組むだけ。
部品は並べてあるから順序は間違わない。
というか、順番間違えるようなパーツは無いな。

概ね1時間の作業。
これでウインチは軽く回る。
やはりヨットは乗るだけじゃダメ、整備だけでも駄目。
乗るだけだと装備がヘタり、整備だけすると船底が汚れる。
バランスよく遊ばないとね。

作業中、なにやら大騒ぎ。
近くでマストに登って作業してはるわ。
聞いているとちょっと面白かったので、作業終了後にお茶飲みながら実況してました(笑)
ただマストに登ったオーナーさん、あの言動はレッドカードよ。
特殊な作業、特殊なセイル、みんな知らないんだから下準備してUPして貰うだけにしないと。
バッグも担がずでしたが、必要最低限の工具や部品は持って上がるべきですね。
登る前にセイルの端をキチンとセットし、上で使うシャックル類を自分で確認して持って上がり、
「何某を引いて下さい」なら30分で済んだ作業だと思います。
整備は段取りと呼吸合せが全てです。

あの作業に僕が呼ばれていたら、きっと思いっきり吊り上げてマストトップまでカッチカチにして、命綱外すに外せない状況で帰っただろうなぁ。

現に「降ろしてくれ」って言った瞬間に下から「暫くそこに居れ!」って言った時はお茶吹いちゃったわ(笑)

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