手元に修理依頼の風向風速計が届いたので、早速見てみます。
綺麗に一番弱い所で折れています。
ヘッド周りは別部品の成型品で、2パーツを接着していて割れる構造ではないし、アーム部からヘッドを外せる構造にも思えない。
アームとプロペラはガラス繊維入りですが、このボディはソリッドなので概ね、ABS(対候性で言えばAESか?)・アクリル・ポリカのどれかしら。
燃焼テストで分かるんだけど、人様の物を炙る訳にもいかずそこはスルー。
というか、どれもエポキシで接着できるからそんな事はどうでもいい。
さて、この風速計、大きめのセンダーなのでバランスが大事。
船がヒールしても風速計自体の重みで回らぬようバランスを取る必要があります。
どういう事かと言うと・・・
尾翼が無いので、プロペラ方向が重く、アームを傾けると低い方にプロペラが向く。
(うしろの書庫の垂直線に対し角度を付けると一目瞭然)
なので、ここからまずは重量の計測に入ります。
カモ~ン、道具!
みんな知ってる1円玉。
これで買いに行くわけじゃない。
これを使う。
1枚1gです。積み上げているのは10枚=10g(テープ重みもあるけどね)
いつもはロードバイクのホイールの重量バランスを取る時に使います。
今回は風速計だ!
では早速貼っていくよ~
ペタ
ペタ・・・
お?バランスが取れ始めた。
手前に傾けてもどっちもこっち向かない。
勿論、そのまま向こうに向けても回らない。
いろんな方向に向けてバランスが取れているのを確認し、一円玉を剥がします。
これだけの重量分、樹脂がないって事。
確か28枚(あとで量ります)
でもね、前のプロペラも少し欠けている、テープ重量もあるだろうから目標30gとする
左右に割るので片尾翼14gと接着剤1g。
アルミ型材を使い、リベットで留める手もあるんだけど、どうしようか思案六歩中。
なるべく頭の上に金属は置きたくない。
樹脂が万が一でも安全だろう。
ということで、次回羽根製作編、つづきまーす。
尚、同時に持って来られたバッテリーはその場で交換したので写真割愛。
どうも、あるサイズの充電池を縦に並べて結線したようなので、そのうちフィルム剥がしてみます。