2024年6月3日月曜日

症状判断とメンテナンス準備 その1

 どうにもこうにも始動が安定しないというので、色々とチェック

先ず、排気色が黒い

酸欠か燃料が多い

フィルターを外す→詰まってんじゃね?という事でフィルター抜いて始動

黒煙がなくなる、フィルター交換で解消

しかし、始動時に不安定

噴射ノズルチェック

2本とも適正圧で動作、パターンが少し狭くも見えるが概ね良好の範囲

燃料タレも無い

さて、これで再度組み上げてエンジンを始動

この時、片側デコンプする

前を1番、後を2番とする

先ずは2番をデコンプ、始動は可能 *デコンプ=ボンネット上のレバーを起こし圧縮を抜く事

次に1番をデコンプ、始動不可

どうも2番シリンダーに問題があるようだ

1番2番の噴射ノズルを入れ替える

症状は変わらない

という事で噴射ノズルには問題がない

2番シリンダの圧縮漏れか燃料ポンプ(ガバナ)の問題か?

症状として始動し、アクセルを煽って回転が安定すればその後は問題無いとの事

もう一度エンジンを掛け、一定の回転数まで上げて交互にデコンプ

2番を止めても1番は回り続ける、但し300回転ほど落ちる

その時に排気は白い煙が出る、恐らく生で出た2番の燃料が1番のガスで温められて

燃焼しているのだろう

逆に1番をデコンプすると、2番だけでは息を付き今にも止まりそう

やはり2番に問題がある

一応、2番デコンプでの白煙、2番デコンプでも回ろうとはしているので燃料は出ているので

解放してメンテする時にチェックだけする

シリンダからの抜けは1番2番ピストンを同じ高さにしてオイルを入れて暫く放置

下がったらリング摩耗

ヘッドはバルブを抜いてからの擦り合わせ、当りが弱くなっているのかもしれない

ピストンリング・ガバナは悪くても触れないので、先ずはバルブの閉まり不良の対策

これが原因ならとても嬉しい話である。

ガバナは燃料が出ているかどうかだけ判断する

これはガバナ上のジョイント外してセル回せば一目瞭然

吹きだせば出ているからセーフ、出てなきゃアウトみたいな


追記 正しくはミッション側が1番です

2 件のコメント:

yojimaru さんのコメント...

いろいろとお時間取らせて申し訳ありませんでした。
助かりました。準備を整えておきますね。
よろしくお願いします。
と書きつつ,後の飲み会が楽しみなワタクシです。

woz さんのコメント...

いえいえ、ヘッド解放は次兄のエンジンでもやったんで、毎度おなじみの作業です。
YAみたいに散々弄繰り回されてから来る話じゃ無いので助かります。
あれはガバナ弄られてるとはつゆ知らず・・・

今回、バルブの擦り合わせで回復出来たらええと思います。