2024年11月18日月曜日

歩航会

 『夜を賭けて』の作者、梁石日氏が今年の6月に亡くなっていた、合掌

『夜を賭けて』は大阪砲兵工廠跡から鉄を盗むアパッチ族の物語

開高健氏の『日本三文オペラ』もアパッチ族のお話

夜になると川を渡り砲兵工廠に忍び込む、その川が猫間川

猫間川はもう埋め立てられたか暗渠になって陸上には何もない

けれども地名に色々残っているので歩こう、歩く航海、歩航会

JR森ノ宮駅の東側からスタート

北側部分はJRの車両基地なので行っても入れない


真っすぐなようで先で曲がっている、歩けばクネクネしている道筋


地名の看板にも「猫間川」


父上と今度は暗峠奈良街道を行こう!と話した交差点、信号機の下には

当時掛っていた橋の欄干が残っている


玉造~鶴橋~桃谷~寺田町を越えて天王寺付近、JRの効果には猫間川の文字

これを越えると「高松」交差点

一説によると、ここから川筋は西に向かい、四天王寺の方に水源が有ったとか

もう一つの説、南下すると「桃が池」がある、ここも水源説の一つ

どっちが本当なのか?分からんけど、もう一つ今日歩くコースがあるので池まで来た

次は西進する、南海平野線の跡を歩く、終点は「今池駅」

今池のおでん屋目標にあるく(笑)

おでん→ホルモン焼き→飲み過ぎた!

歩航会、「あるくこうかい」アルコール会でした

何にせよ、無事に二つの「跡」を歩けたのは僥倖

「もっと好きな跡あるやろ!」とつっこまれたのは内緒

廃線跡、廃川跡、はいせんあとはすてきでした


★残念な事★
まだ酒に弱かった頃、長兄に連れて行った貰った桃谷の金屋(ホルモン焼き屋)が
既に更地になっていた
ざんねんなこってす







2024年10月18日金曜日

作業した事を記録するのを忘れていた(インペラ交換)

 明石から高砂に向かい、午前中に到着したのでインペラの交換をした

何故か長兄が持っていたのでお借りして。。。

交換後、排水量が増した

インペラは健全に見えたが、蓋の摩耗が酷い

インペラ側面にかなり削られて隙間が出来てるんだろう

圧が逃げるだろうねぇ

ってなことで、蓋は平面削り

とりあえずは簡易な作業レベル

新品交換するので、かるくでいい

あと、トイレ便座のヒンジが壊れたのでこれも交換品手配

今年の冬は整備と荷物降ろしをやる!

どう見ても喫水が2センチほどさがっとる・・・


やること多いよ

メイン作業はエンジン分解だよ



2024年10月14日月曜日

三連休に旅をするその参

 さぁ、あとは帰るだけだ

静かな港内、エンジンで帰るだけかな?


早朝6時半、堤防でコスプレで写真撮影してはるわ

「おはよう!」と手を振ったら、全力で振りかえしてくれた

絶対今日は良い日になる

出れば北東の風、エンジン切っても5ktと安定で明石に向かえる

で・・・明石越えたら真向かい、また魔上りや

少し落として南に向けばセーリング出来るので耐えるも、風が無くなる

エンジンオンかな?って時に電話

長兄からVベルトが切れたと

直ぐ向かう

後方から遊漁船、ch16で声かけたら避けてくれた

こりゃ大変だ!大型来たら困る

で、大阪マーチスに連絡

10分で交換するので、その間漂いますと通報

「付近航行する船舶にはこちらから一報入れます」って!心強い

で、南から漁船が2つ・・・

真っすぐ来てますなぁ

期限切れの信号紅炎を使うチャンスじゃね?廃棄に困ってたし

点火してグルグル回す

気付いてくれた!

減速して迂回してくれました

マーチスに修理完了の連絡入れて再出発

ね、トラブルあっても事故にならない

良い日になったでしょ

挨拶って本当に大切だと思います

たまにいますけどね、挨拶しない人、港の中にも

なので僕は一切関わらない

それが吉だと思うので

素晴らしい3日間でした

長兄のよじ艇長には感謝しかない!ありがとう

この言葉で締めくくりたい・・・

が、続きを少しだけ




飲み屋のあった場所がね「探していたアレ」です

新鮮野菜のお店の筋が「探していたアレ」です

ま、大正に消えたんですけどね

電車のせいで

2024年10月13日日曜日

三連休に旅をするその弐

 朝起きて散歩と軽いランニング

日課だもんで・・・愛犬がいないのが寂しいな

さて、出航

穏やかのようで直ぐに上がる

ドジャーセットしていなかったのでスプレー浴びまくり

まだドジャー要らんやろって台風対策から回復していなかったので・・・

浴びまくりで心折れて波を被らない4ktまで減速

その間に長兄は加古川口まで、お待たせして申し訳ない。

留めた港はとても良い場所でした。

風呂屋も飲み屋も最高。

ハイボールが主食ですが、日本酒が美味すぎて3杯行っちゃいました・・・

後、カラオケで記憶が薄れてきてはい、オヤスミよ

高砂神社は素晴らしい、行ってみるべき

風呂屋の煙突、レンガだよ

松右衛門帆、ヨットに通じる何かがある

高砂最高かよ!

またきまーす!



2024年10月12日土曜日

三連休に旅をするその壱

 2月に不調になってから、自艇で出る事も少なくなっていましたが

徐々に回復する身体が海を欲する、じゃあ行こうか!

目標は大磯付近、浦でもいい

気になるお店があります、風呂屋は無いけどシャワーを借りられる店もあり

月曜に子供たちを空港まで送る用があったが、出発の朝に

「1BOX置いて行くなら私が送るよ?」と家内から温かい言葉

で、軽四を借りて港へ!勿論月曜もOKだと伝えたら

「下着2枚持ってきてよかったわ」と長兄

なら、高砂行こうか!で即出航

で・・・

橋越えて真向かいの風、もう明石でよくね?

とまぁ、右向け右をやった訳


元砂置き場は係留禁止(のお願い)

のんだくれた〆はここ

で、早々に寝た。

あ、そう言えば係留直後にお嬢さんが来て

「もう一艇留められませんか?」と来た

横抱きしても良かったが、32ftだと言うので「僕の船を長兄に抱いて、空けるね」と

場所を開放、お礼にビスケット貰ったよ~ラッキー!

というか、譲りあってやらんとね

それでなくても利権を取りたい人達で色んな港がズタボロにされて

もう入港できなくなってる

税金で作った港を漁師が減ったと思ったら、油屋や個人が占拠するのはおかしかろう?

リラックスしていこうぜ!(続く)




2024年9月9日月曜日

もう10年以上経ったから・・・

 昔々、あるヨットのエンジンが壊れた

どう壊れたかは分からない

なんてことは無い、ネット(MIXIとかいうの)での繋がりで相談された他都道府県の方で

燃料入っているけどDエンジンが掛らないという相談でした

実物見ていないので幾つかの質問をした

・燃料切らした事無いですか?

・燃料のエア抜きしました?

・圧縮あります?

と。

回答は・・・

>燃料は切れた事が無い、エア抜きのやり方は知っているしやった

>圧縮が有るかどうか、どうやる?


・デコンプレバーが起きていない事を確認する

・Vベルトの掛っているプーリーの真ん中にレンチを入れて『ゆっくり』回して

・突然重く固く感じれば基本的に圧縮あります

・スコースコーと簡単に回ると圧縮抜けています


>回すと重い、物凄く固く感じる


・圧縮はあるしエアーも抜けているなら、あとは噴射ポンプが噴射ノズルですが

・測定器が無いと正しいタイミングで吹くかどうか分からない(ノズル)

・外してエンジン屋で既定圧に調整

・ポンプから燃料が正しく吹いていない可能性もあるので、配管外し吹くかどうか見る


>ノズルは新品に交換してある

>噴射ポンプは分解しても何も問題無かった


【>噴射ポンプは分解しても何も問題無かった】


はい?そこばらしたの?

燃料噴射のタイミングが変わっているはずなのでシムで調整

というか、どこまでばらしたんですか?

>全部バラして部品図見て組んだ

・ギアのマークとか合わせました?

>分からない

・かなり精密でキチンと各部品の方向を合わせないと動作しないし

・噴射タイミングはシムでするのでタイミングがズレていたら足す減らすで調整です


>もうこれ以上予算掛けられないので噴射ポンプ直してください

・無理!そこは触らないんです、自分


こうして彼は船屋でポンプ修理をしたのかどうかは知りません

そこで切れてしまったので。

相手が切れて、こちらが切られるという後味悪い奴

以後、他の方に頼まれても基本的に見ない

その人のお人柄を知ってから触る

もうね、「来て見て」って言われた時は驚いたわ

交通費ナンボかかんねん!って(笑)

まだヨットのってはるのかなぁ?


2024年8月26日月曜日

台風対策

朝4時起床→港へ向かう

暑いのも嫌だが、娘が都道府県代表の練習会がある為、送迎しなきゃ!

という事で早朝作業



ヘッドセイルを降ろす

ドジャー外す

オーニング外す

メインはバッグなのでヒモ巻き

デッキ排水穴清掃

フェンダー増し増し

ミジップから増舫

可能な限り後ろへ引き

スターンは両側と接続

バウには金毘羅さんのお守り!


ここまでやったら悔いは無い

というか、毎回逸れるとか弱くなるとかで「無駄になったね」と言われる

それは本当に褒め言葉よ!

2024年8月21日水曜日

新潟へ

 ヨットとは全然関係なくて

娘が全国大会に出場という事で応援に新潟まで

成績は振るわなかったけど、本人が何かを見つけられたので良かったと思う

ひらめきや発見は大切です

そこから出来るかどうかは自分次第だし

親は口挟まず見ておく




新発田に泊ったので公園で見たD51や大倉喜八郎氏の別邸、諏訪神社をパチリ

今時は試合の写真をSNSやインターネットでの公開を禁じられているのでそちらは無し

ルールは守らないとね!

2024年8月7日水曜日

暑中お見舞い申し上げます

 気持ちは遠くへ行こうとするも、あまりの暑さに毎回挫折

免許更新終わって、7/27・28でどこかに行こうと画策するも暑さでやんぺ!

8/3・4なんて行く気満々で出航し、関空南で微風になり暑さに負ける

1時間で1Lの水分が消えるぐらい暑い訳で・・・

まぁ涼しくなるまで我慢

あまりにも暑過ぎる

数年前はお盆にどこかに行ってたが、今と暑さが違うんじゃない?

ここまで暑い事無かったと思うんよね

盆は前半だけ乗って後半は全国大会の応援

9月になって暑さが和らいだらどこかに行こうと思う。

というか、多分暑さへの耐性と体力が無くなったんだろうなぁ・・・




はい、ここで問題
ここまでに「暑」は何回書いたでしょうか?(笑)

2024年7月16日火曜日

今年は大切に船底を守ってきたのだが・・・

 なるべく出航回数を増やし、遠くに行かない日でも30分は最高速度で走る。

そうやって船底を綺麗に保っていたのだが・・・

6/29に出たのが最後・・・

3連休は雨で全然駄目!

というか、その前に娘が全国大会への切符を手にしたので、その挨拶回りや

準備に追われてバタバタ

お盆はロングの予定がお盆休みそのものをズラして全国大会に合わせた。

親バカやなぁ~と言われるかも知れないけど、全国ですよ?

何回も何回も勝ち上がっての選抜ですから、J/24の全日本と比べちゃいけませんわ

あ、昔出たんですよJ24の全日本に。

さてそんなこんなで8月末まで、船底は無事だろうか?

無理だよね~

何とか2週に1回は時間を作るぞ!


で、これのテストもまだ出来ていない

どこの家にでも必ずあるレバークランプ

ストッパーを外し逆に着ける

こうする事で、開けることに使える
滑り止めのゴムまで付いているぜ
そう、これをプーリーとオルタネータの間に入れて・・・
コキコキしたらビシッと広がるんではないかと閃いたが、行くチャンスが無い!
誰か代わりにやってみませんか?



2024年6月19日水曜日

最近よく聞くトラブル

画像は使いまわしですw

ヤンマーのGM系で色々聞くのが
  • カーボン噛み
  • シリンダ内水混じり
  • 排水に油が混じる
カーボン噛みは今回の整備でやった感じ。

今現在、港の中の艇が同症状ぽい。

去年だったかは排気ポートに穴が開いてエンジンオイルが噴き出す。

2GMの特有の症状ですが、長兄のヘッドではポートは綺麗だった。

前に書いたかどうだか忘れたけど、ミキシングエルボが腐食すると海水がシリンダ側に

逆流してそれが腐食の原因になる。

どんどん腐食が進み、肉が薄くなり最後はポロっと穴が開く。

長兄のエンジンは綺麗だった。

しっかりと燃料を油水分離させ、湿気が溜まらないように熱を入れている。

車の性能維持でたまにエンジン駆けるってのが有るけど、エンジン内部の水分が蒸発するには

100度越えないと駄目らしい。

なので、暖機程度ではなくある程度しっかりと回した方がエンジンに優しいと。

あと、水混じり。

ジンク管理と定期的なヘッドパッキン交換かな。

ヘッドパッキンからの漏れ→気筒間が腐食し圧縮漏れ→ヘッド交換って船を知っている。

ヘッド側なら修繕出来たのに廃棄したとか・・・勿体ないなぁ

もう一つ、自動車系動画見ていて「ああ、これが原因かもなぁ」ってのが有ったが

それはここでは書けないなぁ、色々あって。

という事で、次は自分の船のヘッドパッキン交換とバルブすり合わせ!

涼しくなる秋の話~

 

2024年6月17日月曜日

ケミカルのお話

 自分で整備したいと思う人用の記事

今回の整備で「絶対にお勧めしたい」ケミカルがこちら

ヤマルーブ スーパーキャブレタークリーナー 500



泡タイプで使いやすく、かけるだけで見る見るうちにカーボンが溶けだす

原付イジリから始まった自分の発動機(エンジン)人生、略してジンセイの中で最強です。

最強過ぎて臭いや成分で若干ハイになる気もしますので、換気だけはしっかりと。

軽いカーボン噛みなら分解せずに、排気ポート・吸気ポートを閉じて、中に噴射したら

バルブ噛みしたカーボン溶かすだろ!って勢い。

実際、バイクに吸わせてカーボン噛み解消しているyoutube動画もある。

GM系の場合1GM以外は多気筒なので色々大変だとは思うが・・・

圧縮上死点でどこに逃がすか?

噴射ノズルだけど、アンチチャンバあるからお掃除大変!

まぁ、分解清掃時にどうぞって感じかな。


次は



こちらは燃料添加剤

この性能はyoutube等にかなり上がっています。

勿論、これ以上に性能の良い物もあるようですが、値段や国内メーカーという事でイチオシ。

自分のエンジンにも何度か入れています。

ガソリン・軽油併用出来るのが良い。

但し、あまりに古いエンジン・メンテナンスしていないエンジンに入れると、

ボロっと剥がれてそれが噛んでしまって不調って話もあるんでお気をつけて。


2GM圧縮漏れ修理記録

 この記事は備忘録であり、そろそろメンテナンスが必要なヤンマーのGMシリーズに

乗られている方への「こういう事するのね」「出来るかな」「やってみるか」と

奮起してもらえるかも知れない記事。

尚、この修理画像は長兄のブログ(ココ)にてお楽しみください。

こちらでは文字での解説です。


では早速

エンジンは2GM、艇種はY30Cです

エンジンルームの狭い事だけが気がかり。

実際、ボンネットとシリンダヘッド(以下ヘッド)を外すのだが、内張りのスポンジが

ボロボロっと剥がれてしまうのを覚悟してほしい。

それが嫌なら、薄いプラ板でもタッピングで止めて。

さて、分解は補器類を外してくれていたので、ヘッドが降りる迄1時間ぐらい。

  • ボンネットを外す
  • 燃料パイプ・オイルパイプ外す
  • 噴射ノズル外す
  • バルブロッカーを止めているネジを2つ外しロッカーを引き上げる
  • ロッドを抜く
  • ヘッドのネジ8本緩め、ヘッドを持ちあげて外す
オイルパイプはヘッド裏側、ジンクの横に1本入っています。

ここで見つかった問題点

  • ロッカーアーム全体を支えるボルトが緩んでいた
  • スタッドボルト1本とヘッドの補助ネジ2本が緩んでいた

大体の原因は分かっています。(後述)

外したヘッドを洗浄。

ここで見つかった不具合

  • 吸気ポート内にカーボン(1番)
  • 吸排気ポートシート面に肌荒れ(1・2番共に。特に1番)
これで原因が定まる。

カーボン噛みによる圧縮抜け

圧縮抜けするも高回転では着火するまでは一応の圧縮になり何とか発火する為、白煙が止まりエンジンが回る。しかしながら、低速になるともたついたり失火して止まってしまう。クランクさせ、ピストン高さを確認するも異常無し、この時にピストン高さが正常でない場合、ピストンとクランクを繋ぐコンロッドの曲がりorカムシャフト異常、降ろして反転させてオイルパン外して全バラシとなる。

  • バルブコンプレッサーでコッターを抜く
  • バルブを抜く
  • バルブステムシールを外す
  • ヘッドを油洗する(パーツクリーナーやキャブクリーナー併用しカーボン除去)
  • バルブのカーボンを落としておく *めっちゃ付いていました
この後、中目→細目のコンパウンドを使い、バルブの当たりを付ける。

最初、ザリザリした音がしますが、回しながらたまに叩きつける、

そうすると「シャリシャリ」「シャシャシャ」「シュッシュ」と音が変わる。

また番手を変えて同じ事をやる。

それが終えたら、コンパウンドを流す為に再度洗浄し、シート面の最終チェック。

綺麗な幅で光っています。

あとは、新しいステムシールを打ち、バルブを挿入。

ステムシールは(外さなければ)再利用出来なくもないけど、消耗品だし摩耗したらオイル下がりの原因。

直すのにまたヘッド外す必要あるんで、ついでに交換が良いかと。

尚、「擦ったバルブを擦った場所に入れる事」「しっかりオイル塗る」です。

オイル塗らずに差したら新しいステムシールに傷が入ります。

面合わせしたバルブ以外だと当りが出ていないのでまた漏れます(笑)

まぁ、少し考えたら分かる事なんですけどね。

あとはスプリングを入れ、コンプレッサーで押しこんでコッターを入れる。

コッターはポロポロ外れるので、グリスを塗って接着します。

間違っても「バスコーク?」等と言ってはイケない。

めっちゃ怒られます。

これ以外にもアンチチャンバ外して洗浄とかしましたが、外した通りに組むだけなので割愛。

ではここから組み立てです。

  • ヘッドはオイルストーンで軽く擦り、フラットバーで平面確認。
  • バルブ周りはエンジンオイル塗布。おまじないです、密着が良くなる為の。
  • シリンダ内にエンジンオイル塗布(少量)
  • スタッドボルトを取り付け
  • ヘッドを載せる
  • ボルトを既定トルクで締める
  • ロッカーアームブロック用ボルトを取り付け
  • ロッド挿入
  • バルブステムキャップを載せる(グリスを付けておくと外れにくくて安心)
  • ロッカーアームブロックを載せボルトで締める
  • タペット調整
  • ボンネット閉じる
  • 補器類装着
こんな感じ。

先述のボルト緩み、恐らくトルクレンチが入れにくく手締めしたんじゃないかな?

テルクレンチは誤差が大きいので必ずトルクレンチを!

尚、デジタルトルクレンチアダプターは高さの関係で使えず、

会社からプレセット型のトルクレンチを借りた。

さて、再確認してエンジン始動。

エア抜きしたんで、クランキング数秒で初爆が聞こえる。

ドルンドルン!と息を吹き返す。

少し気になる点が有ったので、ボンネット開けて再調整。

もう一度エンジン始動、ああ「エエ音やなぁ」

整備した後の一番の御馳走はこの小気味よいエンジン音。

今までの癖でアクセル煽っていたので中立で掛ける。

エンジンは一撃で駆ける!

アイドリングが高い、負荷が無いって事

下げて貰う。

高回転から一気にニュートラルへ、止まらない。

整備は完了!

尚、今回使った工具一式

特殊工具

  • バルブコンプレッサー
  • タコ棒&コンパウンド
  • ロングパイプ(1m)*ヘッド等固いボルトを外す時に使用
  • オイルストーン(家で使わなくなった包丁用砥石でも可)
  • トルクレンチ
  • M17のロングソケット *ヘッドナット用
汎用工具(10~17に13は含まれます)

  • ソケットレンチ(10~17・27)
  • メガネレンチ(10~17)
  • スパナ(10~17)
  • マイナスドライバー(極短)

ケミカル

  • パーツクリーナー
  • エンジンオイル
  • キャブレタークリーナー
  • グリス *バスコークでの代用不可



2024年6月3日月曜日

症状判断とメンテナンス準備 その2

 とりあえず分解して組むまでに2日欲しいので作業は再来週

前日にやってくれると嬉しい作業を書いておく

1 燃料コックを閉じる

2 エンジンを始動し、燃料が尽きる迄動かす(アイドリングで可)

3 燃料が尽き停止したら、キングストンを閉じる

4 メインスイッチを切る

5 オルタネータ・燃料濾器・ミキシングエルボを外す

6 可能であれば噴射ノズル・燃料配管を外しておく

7 エンジン内部の水抜く(排水コックが動かないなら側面のジンクを開ける

8 分解時に邪魔になる補器(冷却水濾器・タコ用配管センサー)等を外しておく

9 エンジンベッドと壁面の隙間に何か落とすとアレなので、養生テープでも貼って塞ぐ


こんな感じ

症状判断とメンテナンス準備 その1

 どうにもこうにも始動が安定しないというので、色々とチェック

先ず、排気色が黒い

酸欠か燃料が多い

フィルターを外す→詰まってんじゃね?という事でフィルター抜いて始動

黒煙がなくなる、フィルター交換で解消

しかし、始動時に不安定

噴射ノズルチェック

2本とも適正圧で動作、パターンが少し狭くも見えるが概ね良好の範囲

燃料タレも無い

さて、これで再度組み上げてエンジンを始動

この時、片側デコンプする

前を1番、後を2番とする

先ずは2番をデコンプ、始動は可能 *デコンプ=ボンネット上のレバーを起こし圧縮を抜く事

次に1番をデコンプ、始動不可

どうも2番シリンダーに問題があるようだ

1番2番の噴射ノズルを入れ替える

症状は変わらない

という事で噴射ノズルには問題がない

2番シリンダの圧縮漏れか燃料ポンプ(ガバナ)の問題か?

症状として始動し、アクセルを煽って回転が安定すればその後は問題無いとの事

もう一度エンジンを掛け、一定の回転数まで上げて交互にデコンプ

2番を止めても1番は回り続ける、但し300回転ほど落ちる

その時に排気は白い煙が出る、恐らく生で出た2番の燃料が1番のガスで温められて

燃焼しているのだろう

逆に1番をデコンプすると、2番だけでは息を付き今にも止まりそう

やはり2番に問題がある

一応、2番デコンプでの白煙、2番デコンプでも回ろうとはしているので燃料は出ているので

解放してメンテする時にチェックだけする

シリンダからの抜けは1番2番ピストンを同じ高さにしてオイルを入れて暫く放置

下がったらリング摩耗

ヘッドはバルブを抜いてからの擦り合わせ、当りが弱くなっているのかもしれない

ピストンリング・ガバナは悪くても触れないので、先ずはバルブの閉まり不良の対策

これが原因ならとても嬉しい話である。

ガバナは燃料が出ているかどうかだけ判断する

これはガバナ上のジョイント外してセル回せば一目瞭然

吹きだせば出ているからセーフ、出てなきゃアウトみたいな


追記 正しくはミッション側が1番です

2024年6月2日日曜日

明石

 土日で久々の明石へ



友水は明日の帰りが悪いという事で、淡路島方面か?と思っていたら、長兄が明石向け

これは同伴すべし!と自艇で付いて行くことに

じっと我慢のセイリング

何せ明石海峡方面から吹いているんで・・・

魔上りをかわせば、包囲はビシッと神戸空港・・・

しゃーない

明石に向かえば明石風

洲本を目指せば洲本風

加太に舵切れば加太風

毎度毎度です(笑)

まぁ、それでも転流までの時間をセーリングで楽しめば、あとは連潮で楽々

着いた所で風呂飯酒なわけですからね

で、着いたので有言実行、東湯→蜂の巣→新店→前から行きたかった中華

船に戻ったのは19時

メッセージ最後に書いたのが19時8分、その後の記憶がないのでそこから寝たようだ

起床は3時


明石の街は3時ごろまで飲食店が開いているが、過ぎると一気にひっそり

すき家で朝食の後、船に戻る頃には今度は釣り人が沢山

なかなか眠らない街ですね!

帰路は風なし、潮だけ連れてさっと一直線で7時ごろ出て10時過ぎに帰港

楽しい連休でした

2024年5月27日月曜日

北の風のち南西の風、ところにより宴会

なかなかの日差し、海はもう夏だ

風は涼しいが、日向に居れば汗がにじむ

では出航!

次兄が先に出る、続いて自分も出る

たいした風では無かろう、船底が綺麗になれば帰ろうと思っていたが、

他艇の皆さんフルセイルで気持ち良く走っている。

しゃーない、セイルアップ!

目の前をY30CRと31EXが走っている

追いかけよう!

佐野沖~二色沖で30CRを捉え、その先で31EXのスタンまでもう少しってところで

進路を譲られてしまった・・・

で、今日は昼前後から風が変わる予想。

どうかな?

と時計を見たのが11時過ぎ



4mから9mまで一気に上がる友ヶ島

だいたい、南西の風が吹くと友ヶ島に遅れて2時間もしないうちに関空周辺も

そこそこの風になる

という事で、ヘッドセイルを畳み、メイン+機走で回れ右で港へ向かう。

皆さん、快調に走っているけど大丈夫か?

次兄と師匠に連絡を入れる。

「友水荒れて来た」「友ヶ島の風速が一気に上がって南西吹いてます」と言えば

「了解!」で皆さん戻られる。

帰港していたら、友ヶ島方面から釣りのモーターボートが帰ってくる。

友ヶ島~佐野は15マイル弱

今時のボートなら数十分の距離

吹きあがったのが11時ごろ、ボートは11時半過ぎに次々と帰港

だいたいあってる。

皆さん、無事帰港出来て一安心。

さて・・・街に繰り出すか!

正しい休日は昼飲みで〆る

父上を誘い3人の地元の中心にある京橋へ!

1軒目

2軒目

3軒目

セイリング→立ち飲み→居酒屋→焼肉・・・

正統派やな、僕達。

長兄が所用でおられなかったのが残念、次回は必ず4人揃って飲んだくれたい。

梅雨入り前に既に梅雨明け気分でワイワイやった感じでした!







2024年5月22日水曜日

新しいウインドベーン

 どこから風が吹いても左30度から吹いているぞ!とお知らせするウインドベーン(以下WV)

どうやらカラスに攻撃されたようだ

で、ひんまがったアームを長兄にお願いして直してもらった

が!どうも寿命のようだ

色々と手直ししてくれたが早目に交換した方がええんちゃうかな?という感じ

しかし、昨今のインフレ・円安で高い!

昔、5000円ぐらいじゃなかった?ってのが既に1万数千円・・・

で、アマゾン見たら中華のWVが3799円であった。

まてまて、出荷元も中国だよね?

ということで、中華系通販サイトで検索

送料込3658円だった、アマゾンと141円しか変わらない・・・

しかし、ここは水量計とか買っているので、物が届かないという事は無い

というか、支払い方法をpaypalにしているので確実に届く

万が一はpaypalが補てんしてくれるんで

直に現金振り込んだりカード切ると。。。届かない事も多々あるらしい

要は買い方です




金属板の打ち抜き+曲げ!凄い構造だ

説明文に「マリングレード304ステンレス」とあった(笑)

304は汎用だ!316呼んで来い、それでもスタートだろ

まぁ、そんな事はどうでもいい、ちゃんと動けば!

2枚目の写真を見ると、アロー(矢)がステンレス製で、上からネジで留っている。

おー!これはPCの基板等を浮かせるスペーサーネジを使えば固定+上にナット

そこにステンの棒をネジ込めば鳥よけも着けられる。

あと追加工としてシャフト径の調整とフランジ(ツバ)の削除

旋盤持ってる自分に死角なし!

自分の船のWVは航海灯の上で挟むタイプなので真っすぐが良い




総コスト5000円以下やな!

問題は耐久性

5年で良いです、持ってください

それ以上持てば、今のより断然お得になります

っていうか・・・風向風速計見るんでなくてもええんですよ、ほんとはね


でもね、日本酒注ぐ時に裸コップにすり切れ入れられるより、

下に枡や皿置いてナミナミと注がれる方が何か良くない?同量であっても

要は、見た目の問題

風向風速計含めて、そういう計器無くても船は動かせるけどある方が

かっこいい!




2024年5月19日日曜日

船底の綺麗さを保持する為にセーリングする

 連休だが近場ウロウロ

明日は良い天気の予想から雨天気に

まだ雨の中を走る気温じゃない

ということで港の中では微塵も風を感じないが出る

機走でも船底keep出来るし


出てみたら案外良い風


海保もいてます

この船はその昔、第十一管区(宮古島)に就役し「のばる」を名乗っていたが

今は第五管区で「かつらぎ」を名乗っている

艦番号はPS-109、たかつき型2番

1番のたかつきは昨年退役している

先代かつらぎ(PS-104)の退役に伴い、平成23年に転属し船名変更

かれこれ大阪に来て13年、竣工してから30年・・・

そろそろ退役が近いんだろうか?

代わりに何がくるのかな?

大阪はこの船が最大、巡視艇みのお(PC-60)がその次

ま、大阪湾にこんなサイズ要らんけどな

神戸におおきいの有るし


真っ黒のゴムボートを出して一気に関空へ走って行った

途中、釣り船が居たが焦った事であろう・・・

ま、船検・ライジャケ・免許がしっかりあれば何の心配もいらんけどな


タコ釣ってる奴は捕まるで!


2024年5月6日月曜日

GW後半最終日、全国的に5月6日

 ふりだしに戻る

すごろくか!

また和歌山や・・・


めっちゃ風吹いてる

写真じゃ分からんけど・・・

昼に息子と娘をお迎えして、帰阪

全予定終了、お盆まで仕事頑張って、体調もあげていくぞ!


2024年5月5日日曜日

GW後半3日目、全国的に5月5日

 今日は午後より大荒れの天気らしい。

なので出航時間を前倒しで出発!

写真も撮らず、黙々と佐野へ。。。

すみません、二度寝してました!

昼ごろに到着し、次兄に家まで送ってもらう。

道中で色々ありましたが、何とかなった。

今回、体調不良の後遺症が有り、一人操船が不安でしたが長兄のおかげで

楽しいGWを過ごせました。


盆はまた四国に行きたいなぁ!

終わり


2024年5月4日土曜日

GW後半2日目、全国的に5月4日

 朝、素晴らしい目覚めだ!

気持ち良く飲んだ次の日は目覚めも良い。

前日買った食パンにハムと野菜を挟んで3枚食べた。

胃も調子良し!

さぁ明石に向かって出航だ!

今夜は明石焼きやな!


ベッタベタや!

で、明石に入ったら先に留っている艇がありこりゃいかん

結局、淡路島東岸へ。

津名でええやろ~

佐野まで帰られる時間・距離だったが、エエ天気で帰るのはねぇ。

で、焼肉「花園」は満席だったので、隣のしまたんに。

台湾系の料理屋さんで、なかなか良かったです。

料理も人も◎!


風は南からビュービューと10m

南堤防のよじ号は堤防から離れ、静かな夜を過ごせました!


2024年5月3日金曜日

GW後半初日、全国的に5月3日

今年のGWは「よじ」に乗せて貰う事にした。 

電車で難波~和歌山港 フェリーで徳島港、電車で三本松の予定でしたが

息子と娘が今年も和歌山で合宿。

8時集合らしいので、運転する事に。

6時過ぎに出発したが、2会場に子供を降ろした時点で7時半・・・

これはもしかしたら、1便早く乗れるんじゃないか?

会場から港まで10分だし。

で・・・


0825便に乗れてしまった。

徳島に入る手前では、先発の兄上父上の乗る「よじ」と遭遇。

というか、それに乗りたいんだが(笑)

船内でちょっとしたトラブルも。

GWで非常に混んでいたので、相席は当たり前のベンチ。

ご婦人が来られたので相席を了承。

「すみません、私この後飲食させていただきますが大丈夫ですか?」と確認。

で、飲食したらめっちゃ怒るねん・・・は?断ったやん。

缶酒が気に入らんかったんやろか?

そこまで言う必要もないかと。


で、徳島着。


三本松のうどん、吉本食品がGW休暇なので麺はここで補充


電車は1時間に2本、特急と各駅が1本づつ、電車待ちの間にまた飲む


入線した電車、3両編成なのに最後尾は8号車、どこかで切ったんかな?


表示は3号車に変わり、「自由席」と表示された。

指定券の無い僕はここで乗るのが正しい、間違いない、JUSTICE!

次駅に停まった後、ウトウトする僕に若い女性が話しかけてきた。

イヤホンを外し「はい、何でしょう?」と聞くと、座席を指差す。

「はい?」

『そこが私の席なんですけどぉ!」ってお怒り気味にチケットを僕の目の前に!

え?何?チケット見て、うん、確かに番号はここだよね、合ってるような気はする

が!ここは自由席車両、あなたの座席は最後尾の車両ですよって案内してあげたら

めっちゃ怒ってプイって行ってしまった。

いやいや、ちゃうやろ。

俺が怒るべきシーンや、のんびりしていて起こされたわけだから。

そんなこんなで三本松到着。


舫い取って、お風呂入って、買い物して、飲み屋に・・・

まさかの桜尾が有ったりしてかなり濃い夜でした。

明日に続く







2024年4月30日火曜日

心が折れるまではセーリング

 だってセーラーだもん!などと格好つけてみた



さて、GW前半の連休、今年は仕事が忙しいので暦通り。

一泊二日でどこかに行きたい。

加太か淡路島か・・・

とりあえず淡路島を目指す。

風は弱いが、港を出たら直ぐにエンジンを止めてセーリング開始。

ずっと我慢我慢のセーリング。

関空島北西を越えたらそこそこの風で気持ち良くセーリング出来た。

が、目的地からの風・・・

ん~おまけに明日も朝は無風、吹きだしたら25ktとか。

体調が完全復活していないので少し不安になる。

不安要素残して挑むような事ではないので、関空1周に切り替え。

その旨を同行する長兄に一報し、途中で風が良くて深日で飯でも~と言ったが風がついに落ちる。

あー、もう、帰る!ここで心折れた(笑)

まぁ、綺麗な船底で滑る感覚を楽しめたので良しとする。


後半は電車旅からスタートとなる!

2024年4月22日月曜日

船底が綺麗だし、キープしなきゃ!

 土曜日、午後から港へ

到着したら直ぐに暖機、舫いを切って出航

13時半には漁船が戻るから急がなくては!

明石方面へ2500RPMで5.6kt・・・

ん?出ないねぇ

少し走って、180度転舵すると今度は6.8kt迄上がる

なんや、エライ流れてるんやなぁ、足して2で割ると6.2kt

上出来やん!

小一時間機走して付着物を落とす。

戻ってお隣からみれば綺麗な青色!

で、明日は雨やねぇ

長兄はマストの上、次兄と作戦会議、よし朝から飲もうぜ!

って事で、堺東に行ってGWの打合せと称して酒を飲む。

明石かねぇ?潮逆じゃない?帰りは絶対大丈夫や!

なんて適当な事ばっか言いつつ、はてさて何杯目?何軒目?

まだまだ日のあるうちに電車に乗って帰る

さて、GWが楽しみやなぁ!


南海電車にて