前に書いたんだけど、ミキシングエルボの腐食で海水が飛ぶとヘッドに穴が開く。
プッシュロッドと排気経路、ヘッド取り付けボルト穴と排気経路
これが良く聞く2GMの「持病」
間接冷却では起きないと聞いて、ピンっときた。
間接の時は排気のところに熱交換器が居てその後ろにミキシングエルボだから吸いこまない。
というのが一応の仮説。
あと塩詰まり。
ヘッド・シリンダーにはいくつもの穴があいているけど、ガスケットでふさがっていて
実際に使う穴は2つ。
赤丸の部分が水が上がるルート。
オルタネータ下から水が入り、シリンダブロックを冷やす。
次に反対から水がヘッドに上がり、ヘッドからサーモ部分を経由して排水される。
なのでその他の穴は塞がれる。
なんであいてるの?
昔、yachtBBSで「加工用の穴」と聞いた事がありますわ。
なのでどんつきの穴は詰まり易い。
さて、そんなこんなで海水で冷却するエンジンなので腐食は仕方が無い。
ヤンマー部品が全国どこでも手に入る日本なら「ヘッド一式」でポン付け交換ですが・・・
加工もありです。
フライスで段付加工します。
ボコっとプッシュロッドとの肉が削れていますね。
真鍮で段付スリーブを作って挿入。
ボルト穴も拡張してパイプ挿入。(youtubeより)
こういうリペアも可能なので、仕事関係のフライス持ってる所でやってみようと思ったけど
「外した古いヘッド返却してください」という事なので、残念!
プッシュロッドの穴が思ったよりもクリアランスがあるので、もう少し狭くしてくれたら
穴開き現象減るかもなのだけど、ミキシングの点検が一番の予防策でしょうね。
0 件のコメント:
コメントを投稿