2021年6月14日月曜日

オートパイロット ST1000+の修理

 お友達から不動オートパイロットが届いた。

外観はとてもきれい。

開けます。


めっちゃきれいやん!

これ新品か?

水が浸入した形跡もない。

「電源は入るが動かない」と言うことだったので、ベルト切れかと思ったら・・・




なんかいっぱいまで締まってるし、クッションゴム破断しているし・・・

ということで、駆動系を全部分解し、咬みこんだゴムの撤去。

形としては、ヤンマーのジンクパッキンみたいな形のゴムパッキンが破損。

これが間に挟まり、動かなくなっただけ。

全部撤去したら動作は軽い。


ほら中からカスが出た。

さて問題は・・・

パッキンどうしよう?

ゴムシートがあれば切りだすんだけど、ここにはない。

ゴムゴム。。。あ!アレ使おう!


カプラー補修用のOリング

これを


ガイドに挿入。

写真では見にくいけど、シルバーの長シャフト手前だけ入っています。

とりあえず2本入れてみた。

もしかしたら厚過ぎるかも?

でもカットしたら簡単に取れるので大丈夫。

フタを締めます。

で、動作確認。

目一まで引き入れても元に戻る。

では、動作を確認。


キチンと動く。

はい、完了。

基本的に、オートパイロットは出し過ぎ入れ過ぎに注意。

閉じすぎはベースゴムが破損します。

出し過ぎは・・・可愛いくて細いOリング1個だけよ(2枚目の写真ね!笑)

収納時も少し出した状態が良いでしょう。

お返しする時に

「基本的に応急処置です。使えますが、本格的に直すなら純正ゴム買って」

と伝える。

以上、オーパイ修理の話でした。

昔はebayやWAVEINNでパーツが買えましたが、今はありません。

良く壊れるというfluxgate compass Assemblyも手に入らない。

数千円で買えたものが、一万数千円になり、今はもう無い。

raymarineの修理、高いので皆さん大切にお使いください。

・防滴だけど防水じゃないから、カバーは必須。

・シャフトの出し入ればリミットまでやらない。

この2点だけでもかな~り長持ちしますよ。









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