2020年3月24日火曜日

2GM 冷却水ポンプの整備

今回は長兄がメンテされていた最中に連絡があったので、整備方法を記載しておく。

1 エンジンから外す

2 プーリーおよびインペラを外す

3 プーリー側にあるベアリングを止めてあるサークリップを外す

*サークリップはリングプライヤーで外しますが、ない場合はニッパの先や細いラジペンで代用可

4 インペラ側のシャフトをプラハンマーか木槌で叩いて出す

5 抜けたらシールが見えるので取り外す

6 洗浄する

7 シールに薄くグリスを塗り挿入、シールは凹がインペラ側

8 ベアリング交換する時はベアリングプーラーでベアリングを抜く

9 ベアリング挿入時、シャフトを冷凍し、ベアリングを温めると入れやすくなる

*グリスを塗っても叩き入れになります、ベアリング外周を叩かぬよう。間のスペーサーを忘れずに

10 シャフトにグリスを塗り、挿入

11 サークリップを嵌める

12 インペラを取りつけ蓋をして完了

純正部品は高価なので、社外品を使うと安く上がります。

ベアリング型番 6200(ZZ) 2個 (250円程度)
シール型番 TC10257 1個 (400円程度)

全部で1000円以下で買えます。

モノタロウとか工具屋さんで買えます。

重要追記:シール型番は旧2GMです。2GM20につきましては、TC13287です!

2 件のコメント:

yojimaru さんのコメント...

中身を始めて見ました。
分解してみるもんですね,いい経験になりました。ありがとうございました。

woz さんのコメント...

これで2GMの一般的なトラブルはほぼ解消出来ましたね。
ロングに出られたら自力整備が必要になります。
・冷却水ポンプのインペラ及びシール
・冷却水パイプの分岐チーズの塩固着
・噴射ノズルの圧力調整
・オイル交換
・ジンク交換
これ以上はなかなか自力で交換調整が難しい…
あ、あとはタペット調整ぐらい。
まぁ、そうそう調整が必要になるもんじゃないですわ。